小型化&性能アップでAlienwareのゲーミングノートは使い心地満点
価格以上の性能。それでいてコンパクト。 16インチのゲーミングノートPC「Alienware m16 R2」を触ってみたんですけど、処理性能を落とすことなく、当初目指した小型化に成功していて、ものすごく使い勝手が良くなっています。 【全画像をみる】小型化&性能アップでAlienwareのゲーミングノートは使い心地満点 バッテリーもタフなので、だいたいのゲームは設定「High」でも十分なフレームレートでプレイできちゃう。 なにしろ簡単に使えるので、普段使いのPCとしてもいけそうですよ。
Alienware m16 R2
これは何? Alienware最新の16インチのゲーミングノートPC 価格 24万9980円(米市場は1,550ドル)~ ※レビュー機は1,850ドルの構成 好きなところ ・毎日持ち歩きたくなるサイズ感 ・ほぼすべてのゲームの使用に耐える処理性能 ・手にやわしいパームレスト、キーボード、トラックパッド 好きじゃないところ ・明るすぎないスクリーン ・バッテリー持ち。オフのゲーム用には十分でも、日中の仕事用にはもう少し欲しいかも
虜になる快適性
Alienwareがデザインを一新したm16 R2。結論から言うと、とても気に入ってます。 中価格とは思えない処理性能。 きれいな240Hzのディスプレイ。 ゲーミングPC最上位とまでいかないまでも、この種のノートPCではかなりいいキーボード。 いいところを挙げたらキリないけど、自分がここまで気に入った理由はそこではなくて、ずばりパームレストにあります。無駄に高級過ぎなくて手になじむし、ツルツル滑らないマットなところも好き。ほか全部が「中の上」程度でも、ついお勧めしたくなるのは、こういう快適性のおかげなのかなと思います。 Alienwareといえば、なんでも先取りしてきたブランドイメージですよね。RGBのバックライトもそうだったし、未来的デザインもそうでした。でも、最近は奇をてらうより、機能性に割と力を入れています。そのいい例が、シンプルなミニタワーに生まれ変わったデスクトップの「Aurora R16」でした。 今回のAlienware m16 R2でも、Aurora R16で示された次世代のデザイン哲学(「Legend 3」という)は生かされていて、2023年モデルの「M16」で後ろに突き出ていた 「サーマルシェルフ」を一掃。これで奥行きを3~4cmカットしました。なのにエアフローはむしろ向上してるのだとか。 これだけコンパクトだと、ゲーミングPCではあるのだけど、家にどっかり置きっぱなしではなくて、気軽に持ち出せますね。 考えてみれば、せっかくウン十万円も払って買うのだから、ポータビリティも少しは努力してほしいし、ゲームのみならず、仕事でもキレイな画面と高い処理性能を楽しみたいところ。その点、m16 R2は普段用にも使えそうなところがポイント高いです。 これより大きかったら大きすぎるし、ギリギリを狙ってる感じ。バッテリー駆動時間は全力ではなくて、もっとがんばれそうな気もしますが、どこにでも持っていってる自分がちゃんと頭に浮かびます。 新デザインも悪くなくて、背面の「16」と高速回転のファン音を除けば、ゲーミングPC感は比較的抑えめ。キーボードのRGB LEDライトが恥ずかしい人のために「ステルスモード」なるものもできました。ファンクションキーのF2キーを押せば、バックライトが落ち着いた白に変わって静音モードに早変わり。ファン音が静かになるほか、バッテリーの節約にもなります。 RTX 4090の処理で熱がこもらないようサーマルシェルフを残したAlienware m18 R2もまだ買えます。選択の幅が広がりますね(どっちの処理性能が上かは比べてないのでわかりません)。