パドレス・ダルビッシュ有、日米通算197勝目!ILから復帰マウンドで5回無失点の快投、待望今季初勝利
◆米大リーグ パドレス6―4レッズ(30日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク) パドレス・ダルビッシュ有投手(37)が、30日(日本時間5月1日)、本拠地・レッズ戦で先発し、待望の今季初勝利。日米通算197勝目を挙げた。昨年7月29日(対レンジャーズ)以来、約9か月ぶりの勝利だった。 2回まで三者凡退と抜群の立ち上がりを見せた。3回には安打で先頭打者に出塁されたが、空振り三振と三ゴロで2アウトを取った。その後安打で2死一、三塁。さらに盗塁で二、三塁とされ、主砲デラクルスとの対戦となったが、一ゴロに仕留め、ピンチを脱した。4回、5回も危なげなく無失点に抑え、今季初勝利の権利を得た。3安打無四球3奪三振、と上々の復帰マウンドだった。 7回1死からは4番手で松井裕樹投手が登板し、メジャー自己最長タイとなる1回2/3を無失点で封じ、勝利をアシストした。 メジャー13年目のダルビッシュは、3月20日の韓国・ソウルでのドジャースとの開幕戦に先発。その後も4試合に先発したが、5登板で0勝1敗、防御率4・18と白星に恵まれなかった。5回4安打3失点だった14日(同15日)の敵地・ドジャース戦を最後に首の張りのため17日に負傷者リスト(IL)入り。IL入りは登板翌日の15日から適用されたため、最短での復帰。同日以来16日ぶりのマウンドになった。 レッズの先発は日本ハム、ソフトバンクでもプレーして昨季までの2年間パドレスで同僚だったニック・マルティネス投手(33)。粘りの投球で4回まで1失点と奮闘していたが、5回に1死満塁から走者一掃の適時二塁打を浴びた。その後さらに1失点し、5回5失点(自責3)で降板した。
報知新聞社