JALUX、パンの耳を発泡酒に クラフトビール新興と共同開発、羽田で限定販売
日本航空(JAL/JL、9201)傘下の商社JALUX(ジャルックス)は4月25日、パンの耳を活用したオリジナル発泡酒を共同開発したと発表した。羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)と、クラフトビールを製造するBeer the First(横浜・神奈川区)の3社で開発を進め、空港で販売するサンドイッチ製造時に余剰となった耳を活用し発泡酒を醸造した。同日から羽田空港内の各店舗で限定販売する。 【写真】2本セットはカカオ豆の皮をアップサイクルした箱で提供 パンの耳をアップサイクル(作り替え)した発泡酒「Bready to Fly」は、発泡酒の原料となる麦芽のうち約15%をパンの耳に代替して醸造した。ペールエールとスタウトの2タイプを用意し、2種類セットをカカオ豆の皮をアップサイクルした箱に入れて販売する。商品ロゴは空ビルの社員が考案し、パッケージデザインにはサンドイッチと機内をモチーフとしたイラストをあしらった。 羽田空港内の店舗のみで販売し、土産ものや自宅用としての活用を狙う。空ビルグループが運営する「PIER」と、JALUXが運営する「JAL PLAZA(JALプラザ)」で取扱う。330ミリリットル入りで、1本750円。箱入りの2本セットは1650円で販売する。無くなり次第終了となる。 Beer the Firstは廃棄食材を活用したクラフトビールの開発・販売を手掛けており、おもに炭水化物を使用し、ビールを醸造する。同社はJALがスタートアップ企業などを対象とした社外ビジネスコンテスト「JAL Wingman Project(JALウイングマンプロジェクト)」で最優秀賞に選出されており、ラウンジで出た余剰米を原料とするクラフトビール「Japan Arigato Lager」を開発した。
Yusuke KOHASE