ローカル鉄道で地域元気に 15日までサミット 福島県只見線の魅力紹介
全国ローカル鉄道サポーターズサミットin只見線は14日、金山町開発センターで開幕した。初日は基調講演や各地の事例発表、シンポジウムが行われ、ローカル鉄道と地域の活性化に向けた道筋を探った。 実行委員会(酒井治子委員長)の主催、只見線つなぎ隊などの共催。サミットは全国のローカル鉄道を応援する有志が開催しており、今回が3回目。県内外から150人が参加した。大藪琢也副実行委員長があいさつし、新潟・福島豪雨を乗り越えて全線再開通を果たしたJR只見線の魅力を紹介。「鉄道は人だけでなく思いを乗せる。ローカル鉄道が元気だと地域が元気になる」と述べた。押部源二郎町長、猪俣明伸県議があいさつした。 東北運輸局鉄道部の小幡真樹子さん、JR飯山線活性化協議会長の江沢岸生さんが基調講演した後、ローカル鉄道を巡る取り組み事例が報告された。 シンポジウムでは、いすみ鉄道応援団長の掛須保之さん、前由利高原鉄道社長の春田啓郎さん、南九州鉄道プロジェクト代表の中原晋司さん、会津鉄道芦ノ牧温泉駅長の小林美智子さん、福島イノベーション・コースト構想推進機構の徐銓軼さん、大藪さんらがパネリストを務め、交流人口拡大に向けた地域の受け皿づくりの重要性などについて語り合った。
最終日の15日は、参加者が実際に只見線に乗車するほか、沿線の駅周辺の散策などを楽しむ。