今オフのFA市場で一番人気? 「Cランクの最多勝右腕」が争奪戦必至
4年ぶりVへ必要な存在
巻き返しを誓った今季。投球内容が決して悪いわけではない。9試合登板で2勝2敗、防御率3.26。先発、救援陣が充実しているチーム事情もあり、現在はファームで調整している。 石川は6月12日に国内FA権を取得した。推定年俸1億2000万円で、人的補償を必要としないCランクとみられる。他球団の編成担当は「昨オフにFA宣言した山崎福也(日本ハム)がCランクで複数球団の争奪戦になったように、石川もFA権を行使すれば、一番人気になるんじゃないですかね。実績がありますし、能力の高さを考えれば先発でエース格になれる。今オフの去就が注目されます」と高い評価を口にする。 有原航平、モイネロ、大津亮介、大関友久、東浜巨、スチュワート・ジュニアと先発陣が盤石のソフトバンクだが、ペナントレースは長い。小久保裕紀監督の下で4年ぶりのリーグ優勝、日本一へ。石川の力が必要とされる時期は必ず来るはずだ。名実共にソフトバンクのエースになれるか。 写真=BBM
週刊ベースボール