ハンガーやネギを“見立て”たミニチュア作品展 SNSフォロワー380万人以上 作者に聞く作品の魅力
日テレNEWS NNN
SNSのフォロワーは380万人以上という、世界からも注目されているミニチュア作品の展覧会が開催されました。作品を手掛ける田中達也さん(42)に、作品の魅力を伺いました。
8月28日まで都内で開催されている展覧会『田中達也展 みたてのくみたて MINIATURE LIFE MITATE MIND』では、ユニークなミニチュア作品など、約160点が展示されています。
例えば、サーフィンをするこの作品。よく見ると、大きな波はハンガーで表現されています。
さらに、弓道をしている作品は、食品サンプルの“ネギ”を的に見立てていました。
手掛けているのは、ミニチュア写真家の田中達也さんです。身近な日用品を別のものに“見立て”て表現するのが特徴で、これまでに約6000点を手掛けています。 田中さん:趣味で集めていたミニチュアを被写体として写真で撮り始めて。ミニチュアを撮る中で、みなさんの反応に合わせて作っていく中で、「見立て」という作風につながっています。
会場には、オリンピック競技にもなっている体操のゆかをイメージした作品も展示されています。“焦げ目のついた食パン”を“マット”に見立てて、バターを添えることで“熱々”を表現しています。 田中さん:パンが熱々じゃないですか。熱いので、ゆかの競技も。あまり地面に足をつけないわけですよ。すごく、“ぽっぽっぽっぽっ”と跳びはねているところが、すごく熱がっているように見えて。その表現を、そのまま熱々の食パンの上で体操させることで表現している。 ユニークな“視点”で手掛ける作品の数々。見た人に“新しい考え方”を与えています。 田中さん:「見立て」っていうのは、結構工夫する力でもあるので。例えば(作品制作などで)行き詰まったときに、別の視点から違うふうに見ることで解決する道が見つかるので。そういう力が身につくと思います。 (8月2日放送『news every.』より)