サバレンカが2連覇を達成したオーストラリアン・オープン決勝以来の試合でベキッチに逆転負け [ドバイ選手権/テニス]
サバレンカが2連覇を達成したオーストラリアン・オープン決勝以来の試合でベキッチに逆転負け [ドバイ選手権/テニス]
WTAツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTA1000/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月18~24日/賞金総額321万1715ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がドナ・ベキッチ(クロアチア)に7-6(5) 3-6 0-6で逆転負けを喫した。 ~ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権で第2シードを倒して16強入りを決めたベキッチ選手~ 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、サバレンカはこれが2連覇を達成したオーストラリアン・オープン決勝以来の試合だった。 苦しみながらもタイブレークの末に第1セットを先取したサバレンカは第2セットも2-0とリードしたが、第4ゲームでブレークバックに成功したベキッチが最終的に3-3から最後の9ゲームを連取して2時間22分でサバレンカに対する6度目の勝利(2敗)を挙げた。 第2セット2-0からのブレークポイントでサバレンカはオープンコートにバックハンドのドライブボレーを叩き込んだが、見送ったベキッチの返球がインと判定されたことで流れが逆転した。 「今日は風が強くてサービスを打つのが難しかった。お互いに何度もブレークされていたたと思う。彼女はタイブレークで素晴らしいプレーをしたし、第2セットもいいスタートを切った。あのスライスの返球は少しラッキーだった。でもそれがテニスであり、1ポイントで流れが一転することがある。私はずっと諦めていなかったし、戦い続けていたわ」とベキッチは試合を振り返った。 「大きなリードには意味がない。とにかく集中し、どのゲームも最後だと思ってプレーするだけよ」 同大会に8度出場(2018年の予選敗退を含む)して3度のベスト8(2020~21年、23年)が最高成績のサバレンカは、「ここのコンディションは自分にまったく合っていないと感じている。ドバイでプレーするのは本当に難しい」と弱気な発言をした。 「私は第1セットを取って第2セットも先にブレークしたけど、自分がリードしているとは感じていなかった。今日は自分のレベルがかなり低かった」 ベキッチは次のラウンドで、第13シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を6-1 6-4で破って勝ち上がったソラナ・シルステア(ルーマニア)と対戦する。 この日初戦に臨んだサバレンカ以外の上位シード勢は第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)、第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)、第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、第6シードのジェン・チンウェン(中国)、第7シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)、第8シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)が揃って3回戦に駒を進めた。 そのほかの試合では第9シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、第12シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)、第15シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、ジャスミン・パオリーニ(イタリア)、アナスタシア・ポタポワ(ロシア)、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)、予選勝者のアンナ・カリンスカヤ(ロシア)とマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。 3回戦ではシフィオンテクがスビトリーナと、ガウフがプリスコバと、ルバキナがフレッヒと、ジェンがポタポワと、ボンドルソバがサムソノワと、サカーリがパオリーニと、オスタペンコはカリンスカヤと顔を合わせる。
テニスマガジン編集部