レンジローバーに日本専用の限定モデル「SVビスポーク バルモラルエディション」が登場
初代「レンジローバー」の車体色を現代風に解釈
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2024年6月20日、プレミアムSUV「レンジローバー」の限定モデル「SVビスポーク バルモラルエディション」を発表。同日、注文受け付けを開始した。 【写真】レンジローバーSVビスポーク バルモラルエディションの外装・内装を詳しくチェックする(45枚) レンジローバーSVビスポーク バルモラルエディションは、「日本文化と英国とのつながりを表現した」という内外装を特徴とする、日本専用の限定モデルである。車名のバルモラルとは、スコットランド・アバディーンシャーにある英国王室が所有するバルモラル城に由来している。 2023年に導入されたパーソナライゼーションプログラム「SV BESPOKEサービス」を用いた日本向けの特別なモデルで、英国のSVデザインチームと連携し、開発には実に12カ月もの時間がかけられたという。 ベースモデルは、最高出力615PSの4.4リッターV8ターボエンジンを搭載した、標準ホイールベースの「SV P615 SWB」。大きな特徴となっているのがボディーカラーの「ビスポークグリーン」で、1980年代に販売していた初代レンジローバーの車体色「Balmoral Green(バルモラルグリーン)」を現代風に再解釈し、このクルマ専用に開発した色となっている。ラグジュアリーな質感と明るい透明感が特徴とされており、「ビスポークグレイ」のルーフとミラーカバー、アルミホイールインサートとの組み合わせにより、華美になり過ぎない控えめな個性を表現しているという。 いっぽうインテリアでは、質感に優れ、かつレザーより製造工程でのCO2排出量が少ない 「Ultrafabrics」を各所に採用。インテリアカラーは同時発表の「SVビスポーク1858エディション」にも用いられる「シンダーグレイインテリア」だが、フロントシートがライトクラウド、リアシートがシンダーグレイと、前後を逆に配色している。さらに、ベースモデルでは選択できないサテンホワイトセラミックのトリムフィニッシャーを合わせることで、よりクリーンで明るい雰囲気に仕上げられた。加えてシートのショルダー部分には1858エディションと同様、日本の着物の柄からインスピレーションを得たオリジナルデザインの刺しゅうを施している。 価格は3866万円。販売台数は5台のみで、トレッドプレートには車名を表す「SV BESPOKE BALMORAL EDITION」とともに、生産台数を表す「1 OF 5」の文字が併記される。 (webCG)
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