棚田連なる丸山千枚田で田植え 「なついろ」手にオーナーらが水田に 三重・熊野市
丸山千枚田で田植え=熊野市(三重テレビ放送)
三重県熊野市紀和町の丸山千枚田で18日、棚田保全のために出資したオーナーらによる田植えが行われました。 「田植えの集い」には、県内外のオーナー68組249人と地元の招待客らあわせて629人が参加しました。 快晴で汗ばむ陽気となった18日、参加者らは長靴で水田に入り、三重県の育成品種「なついろ」の苗を約5本ずつの束にして等間隔に植えていきました。 紀宝町から参加した福田美紀さんは「無事に収穫できるように願って植えた。田植えの大変さが分かった」と汗をぬぐっていました。 米は、棚田を管理する地元の「丸山千枚田保存会」が育て、オーナーらは9月上旬に開かれる「稲刈りの集い」で収穫する予定です。 大小1000枚以上の棚田が連なる丸山千枚田では、1996年にオーナー制度が導入されました。 1.54ヘクタールをオーナー用とし、年会費3万円を払うと1区画が割り当てられます。