「僅か1か月でナポリの雰囲気は完全に変わった」 マクトミネイ、ルカク、ネレスら新戦力のヒットで再び狙えるスクデット
開幕から新戦力がフィットしている
「僅か1か月でナポリの雰囲気は完全に変わった。昨季の憂鬱から一転、スタンドは熱狂に満ちている。勝利のたびに、サポーターからは『ナポリは再びチャンピオン』だとの合唱が聞こえるまでになった」 このようにナポリの現状を取り上げたのは、伊『Calciomercato』だ。 ナポリは2022-23シーズンに悲願のスクデットを達成したが、昨季は力を落として10位フィニッシュとなってしまった。サポーターはかなりアップダウンの激しい2シーズンを過ごしてきたのだ。 今季は再び良いシーズンとなるかもしれない。アントニオ・コンテを指揮官に招聘したチームは開幕から好調で、4日にはFCコモを3-1で撃破。着実に勝ち点3を重ねた。 印象的なのは新戦力だ。コモ戦ではマンチェスター・ユナイテッドから獲得したMFスコット・マクトミネイが先制点を挙げ、2点目は再びコンテとタッグを組むことになったFWロメル・ルカクがPKで決め、仕上げの3点目はベンフィカから獲得したFWダビド・ネレスが決めた。得点者3人が今夏の新戦力であり、序盤から新戦力がヒットしているのは大きい。 センターバックにはトリノから獲得したアレッサンドロ・ボンジョルノが入り、終盤には中盤の底からゲームをコントロールできるMFビリー・ギルモアもピッチに入っている。ギルモアも今夏ブライトンから獲得した新戦力だ。 出番は限られているが、ヴェローナへのレンタル移籍から戻ってきたイタリア代表MFマイケル・フォロルンショも面白い逸材で、今夏の補強でナポリは一気に選手層が厚くなった。スクデットを狙うだけの力はあるはずで、サポーターの期待は高まっている。
構成/ザ・ワールド編集部