六角形の形をしたヘキサタープ

日差しや雨風を防ぐだけでなく、キャンプサイトにプライベートな空間を作り出すタープ。キャンプをさらに快適に楽しむためには、タープは欠かせない存在です。しかしタープと一口に言ってもその種類はさまざまで、どれを選ぶべきか迷ってしまうことも多いでしょう。今回は、キャンプの快適度をアップさせるタープの種類と選び方を紹介します。 【写真】様々な種類があるタープをチェックする（全8枚）

キャンプ用のタープ入門には「ヘキサタープ」が最適

まず、アウトドアのなかで最も定番なのが「ヘキサタープ」です。その名の通り、布の部分が六角形に近い形状になっており、設営の手軽さと自由度の高さが魅力。2本のポールとロープで設営するため、初心者や1人でも難なく設営でき、ポールの数やペグ打ち次第で屋根のスタイルも変形できます。 ポールを1本で張って遮蔽性をアップしたり、ポールを加えて大きな屋根にすることもできるなどアレンジは自在。通常の張り方でも風通しがよく、使い勝手が非常にいいので入門に1つ持っておくと安心です。

設営の醍醐味が味わえる「スクエアタープ」

四角形の「スクエアタープ」は、大人数のキャンプにおすすめです。大きな布と2本のメインポール・4本のサブポールなどを使用して設置し、しっかりとした広さがあるのが特徴。遮蔽性もしっかりと保ちつつ広い空間を確保できるので、リビングルームとして開放感を出したい時や大人数にはぴったりです。 設営は1人でもできますが、複数のパーツを使用するため持ち運びや設営には少し手間がかかることも。みんなでキャンプに行った際に、チームワークを発揮しながら設営する醍醐味を楽しめるタープです。

キャンプ以外にも使いやすい「ワンタッチタープ」

ポールが足となって自立する「ワンタッチタープ」は、その名の通り簡単に設営できるタープ。イベントや運動会などでもよく見かけるタイプでしょう。ロープやペグを必要としないため設置場所を選ばず、アスファルトやコンクリートの上でも手軽に設営できるのが特徴。キャンプ場のような土の地面だけでなく、庭でのBBQや近所でのアウトドア活動などでも活躍してくれます。 ワンタッチタープの最大の魅力である設営のスピードと手軽さは、初心者でも数分で設置できる簡単さのため、時間をかけたくない場合や急な天候変化の際にも便利。一方で地面に固定しないため風に対して脆く、強風時には倒れやすいというデメリットも。風には少し注意が必要ですが、設置のしやすさや場所の手軽さはどのタイプのタープと比べても抜群です。キャンプ以外でもさまざまなシーンで活用できるため、1つ持っておくと便利なタープです。 他にはテント型の「スクリーンタープ」もあります。家族や仲間とのキャンプやソロキャンなど、自身が使いたいシーンを想像しながら、使いやすいタープを選んでくださいね。