山本草太は4位 ジャンプミス響き表彰台惜しくも届かず「もったいなかった」 今後はオフへ「この悔しい結果を持ち帰る」
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(3日、上海) 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位の山本草太(24)=中京大=がフリー168・99点、合計で今季自己ベストの263・43点で4位だった。 表彰台まであと一歩だった。冒頭の4回転サルコーで転倒し、続く4回転トーループからの連続ジャンプは乱れた。その後は単独の4回転ジャンプを決めて挽回を図ったが、惜しくも届かず。演技後は悔しげな表情を浮かべ、「全体的に体が硬かった。最初のジャンプでもいつもの軸じゃなかった。軸が少し後ろに傾いてしまって着氷につなげなかった。3本目(単独の4回転トーループ)からは立て直した」と振り返った。「レベルが高いので(いい演技でないと)表彰台は厳しいと思っていた。ちょっとミスをしてしまって、もったいなかったなと思います」と苦笑いだった。 今後はオフに入る予定。「ショート4位でいい演技が求められるシチュエーションだった。そこで良い演技をするのが課題だなと思いました」と掲げつつ、「本当に今シーズンも悔しい経験をした後は頑張れたり、全日本で表彰台に上れましたけどまた悔しい思いをしたりとか、競技人生繰り返しだと思う。この悔しい結果を持ち帰って、また来シーズン迎えられるようにしたい」と意気込んだ。 22年北京五輪銀メダルでSP首位の鍵山優真(20)=オリエンタルバイオ・中京大=がフリー200・76点、合計307・58点の共に今季自己ベストで初優勝。SP2位の佐藤駿(19)=エームサービス・明大=がフリー175・39点、合計274・59点で2位、SP3位のチャ・ジュンファン(韓国)がフリー177・65点、合計272・95点で3位だった。