トランプ氏が昭恵さんと面会、ことあるごと「シンゾーはどう思う?」安倍元首相との絆を重視 石破首相との会談可能発言も政府は行動を
習近平国家主席率いる中国は先週、過去最大規模となる計100隻近くの軍艦と海警局の船を第1列島線(九州沖―沖縄―台湾―フィリピン)周辺に展開していることが判明した。
日米同盟の重要性が増すなか、トランプ氏がことあるごとに、「シンゾーはどう思う?」とアドバイスを求め、危機感を共有してきた安倍元首相はもういない。
トランプ氏は第2次政権発足を前に、精力的に各国首脳と会談を重ねている。日本政府も一刻も早く、石破首相とトランプ氏の会談を実現すべく、具体的行動を起こしてほしい。
■岩田明子(いわた・あきこ) ジャーナリスト・千葉大学客員教授、中京大学客員教授。千葉県出身。東大法学部を卒業後、1996年にNHKに入局。岡山放送局で事件担当。2000年から報道局政治部記者を経て解説主幹。永田町や霞が関、国際会議、首脳会談を20年以上取材。22年7月にNHKを早期退職し、テレビやラジオでニュース解説などを担当する。月刊誌などへの寄稿も多い。著書に『安倍晋三実録』(文芸春秋)。