不動の1番・ベッツが左手に死球受け負傷交代 左手甲の骨折と指揮官明かす…長期離脱か
◆米大リーグ ドジャース3―0ロイヤルズ(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が16日(日本時間17日)のロイヤルズ戦で、左手甲付近に死球を受けて負傷交代。試合後ロバーツ監督から「骨折」と明らかにした。 3点リードの7回2死一塁。ロ軍の2番手右腕・アルタビーラの97・9マイル(約157・6キロ)の直球がベッツの左手を直撃すると、球場にはすさまじい音が鳴り響き、ベッツは苦悶(くもん)の表情でその場に倒れ込んだ。ロバーツ監督、中島トレーナーが駆けつける中、ファンからは「ムーキー」コールが。三塁ベンチに戻る際にはスタンディングオベーション、相手投手には大ブーイングが送られた。代走として、ロハスが一塁に向かった。 大谷、フリーマンとの“MVPトリオ”の一角を担うベッツは今季、この日まで「不動の1番打者」として71試合に出場。打率3割7厘、10本塁打、40打点、9盗塁。外野からコンバートされた遊撃守備に苦戦しながらも超強力打線をけん引してきた。 ド軍ではこの日、右上腕三頭筋の張りの山本由伸投手、救援右腕のM・グローブも背中の張りで負傷者リスト(IL)入り。開幕の時点でカーショー、メイら先発陣が不在で、開幕後もミラーら離脱。ブルペン陣も一時は守護神を務めるフィリップスが戦列を離れ、ブレージャー、グラテロル、ケリーら実力者もIL入り。野手でも正三塁手・マンシーの復帰が遅れており、ビジオを緊急補強するなど故障者が続出している。ベッツの長期離脱の可能性が高くなってナ・リーグ西地区首位を独走するドジャースにとっても大きな痛手となる。
報知新聞社