16歳未満“SNS禁止”法案 豪で今月末にも議会提出へ、低学年層で広がる子どものSNS被害、親はどこまで管理すべき?【Nスタ解説】
ホラン千秋 キャスター: 松田さんはお子さんいらっしゃいますけれども、このSNSの危険性について、親の立場で子供を見守るっていうところについて、どのようなお考えをお持ちですか? 元競泳日本代表 松田丈志さん: やはり我々人類の長い歴史から考えたら、SNSって生まれてまだ本当に間もないわけなんで、我々も向き合い方はどうしていいかわからないところがあって。スポーツ界もSNSを通じた誹謗中傷なんかがパリオリンピック™でも非常に問題になりましたけど、やはりどうしていいかわからない部分がまだあって。 だからこそ一つの事例として、まずオーストラリアが世界初、国として規制をするという試みは、仮にやったとしたら、どういう結果が現れるのか非常に見てみたいというか、一つの事例として興味があるなというふうには思ってますね。 あと今あった懸念点で言うと、子供が親とともにSNSの危険性を学ぶ機会っていうのは、今回はあんまり僕は当てはまらないかなと思って。例えばお酒が飲める年齢が決まっているように、その年齢があれば、その前後にきちっとその教育をするっていうことで対処はできるんじゃないかなと思ってますね。 井上キャスター: 要するにタバコとか運転免許とかと同じですよね。年齢制限をかける方向性に私も個人的には賛成なんですけど、例えば年齢確認、本人確認をするシステムはどうするんだろうか、抜け道ってどうやって防ぐんだろうか。いずれにしてもプラットフォーム側に強く出るのは私は賛成なんですけど、オーストラリア政府がアクセスを遮断するシステムって具体的に何か出てるんですか? 南波キャスター: 現状、IDを国民全員に配布して、そのIDを入力しないとオーストラリアではSNSに登録できないようなシステムを考えているそうです。 ■低学年層で広がる 子どものSNS被害 南波キャスター: 日本に話を移していきます。若者のSNS利用、例えばオーストラリアですと10代で97%が使ってるということなんですが、日本では、10代ではなく中学生の96%、2022年の88%からまたさらに増えてきているということです。