高齢者(シニア層)に「Wi-Fi」と「モバイル通信」の違いを分かりやすく伝えるコツ!
Wi-Fiはルーターから発信される電波を使ってインターネットに接続します。一方、モバイル通信は鉄塔やビルの屋上などに設置された携帯電話会社の基地局から電波を受信して、屋外でもインターネットに接続できます。 「携帯電話会社の設備を使うのは無料ではないから、家でスマホを使う時には家にある機械で接続しましょう」と伝えるとわかりやすいかもしれません。 ■コスト 「固定の月額料金で使えるのが、家のWi-Fi」「従量課金なのが、外で使うモバイル通信」と説明するのも一案です。Wi-Fiは、毎月固定の月額料金で、月間のデータ容量の上限なしで利用できることが多いです。一方、モバイル通信はデータ容量の上限が設定されているか、使用量に応じて料金が変動する場合が多く、使いすぎると高額になる可能性があります。
シニア層による「データ無制限」プランの需要が増加する可能性も?
ここまで解説してきた通り、Wi-Fiとモバイル通信には明確な違いがあるものの、スマホを「使い始めたばかりの方」にとってはこれらの内容はややこしく感じるかもしれません。 もし高齢の方がWi-Fiとモバイル通信の違いに対してピンと来ていない場合、契約するプランをそもそも「無制限プラン」にするのも一案です。たとえば無制限プランの代表格には、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」が挙げられます。この場合、データ無制限プランの料金こそかかりますが、Wi-Fiを使おうが、モバイルデータ通信を使おうが「データ無制限」であることは変わりません。 また高齢の方の自宅にインターネット回線がない場合、モバイル通信をメインに使えるならば、固定回線では必要な工事が不要であることが大きなメリットのひとつ。光回線ほどの速度を求めておらず、一般的なネットサーフィンで利用する程度であれば十分でしょう。
自宅に固定回線自体はあるものの「Wi-Fiとモバイル通信の違いを説明しても、この両方の切り替え方法を理解していないようで、モバイル通信での接続ばかりしてしまう」という場合は、無制限プランを契約したうえで固定回線を解約するのも一案です。 どうしてもその高齢の方の自宅にルーターが必要な場合、スマホのテザリングを代替として使うこともできるためです。固定回線の解約とモバイル通信への一本化は、月々の費用面でも節約になる可能性があります。
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