サメ襲来もなんの…五目釣りでウメイロ、ヒメダイ 高級魚をゲット…釣りガール三浦愛の愛LOVEフィッシング
魚種が豊富で釣り人をワクワクさせる金洲。今回は高級魚の五目釣りに挑戦です。何が釣れるか分からないのが、五目釣りの醍醐(だいご)味。サメの襲来に遭いながらも40センチ超えのヒメダイや、きれいな桃色をしているウメイロなどをゲット。友人からは誕生日ケーキのサプライズプレゼントをもらって最高の一日になりました。 *** 今回、お世話になったのは御前崎港・茂吉丸さん。お初の船で友人のアユちゃんが常連なので、お誘いいただきました。金洲は御前崎港から37キロほどの沖で、港からゆっくり航行し2時間程度。水深3000メートルから50メートルまで急にせり上がっている“瀬”があります。 岩礁などのポイントが多数あり、魚種も豊かなので『漁をすれば金になる』というところから「金洲」の名がついたと言われています。禁漁期間があり、資源保護にも努めています。4月1日に解禁になり、11月末日に禁漁を迎えます。 潮が速い日もあり、去年別の船で来た時はかなり苦戦したので準備は万全。仕掛けは自分で手作りしました。8号ハリスの3本針仕掛けで、ウィリー針にバケが付いたタイプも用意しました。 オキアミを針に付けてスタート。朝一はシマアジの活性がいいとのことで気合が入りますが、釣れたのはでっぷりとしたイサキでした。その後いいアタリがあり、巻き上げてきたのですが惜しくも、フックアウト。あれはいいサイズのシマアジだったかもしれません…。 小さな魚もいますが、とにかくアタリが多いのでとても楽しい釣りです。ただ、おいしい魚もいますが、サメもウロウロ…。トロトロと釣れた魚を巻き上げていると途中でサメに食われることも…。電動リールで早めに巻き上げます。ここでウメイロがダブルで釣れました! あまり市場に出回らない高級魚です。 その後少しポイントを変えて今度はヒメダイがヒット。40センチ超えの大物で引きが強く、ひるみました(笑い)。ヒメダイは一般的な魚ではありませんが、釣り上げた時にきれいな桃色で、これぞ釣り人の醍醐味と言えるようなおいしい魚です。同時に大型のサバもかかるので、とても忙しい一日でした。 釣りの翌日(5月11日)が誕生日だったので、サプライズでアユちゃんがケーキを用意してくれました。サプライズプレゼントにビックリ! 金洲は五目釣りだけでなく、クエやカンパチなどの大物釣りも楽しめるのでぜひ挑戦してみてくださいね! 今回の料理はヒメダイを使用しました。本当は、珍しいウメイロで作りたかったのですが、食べるのに夢中で完成品の写真を撮り忘れてしまいました(苦笑)。ヒメダイは釣り上げた次の日に、お刺身も食べましたが、白身が甘くて最高でした! (三浦 愛) ヒメダイのプッタネスカ ▽材料=2人前 ヒメダイ40センチ(半身)、ブラックオリーブ20グラム(6個ほど)、にんにく1かけ、アンチョビ(フィレ)2枚、唐辛子1本、ケッパー10グラム、イタリアンパセリ3束、ホールトマト缶1/2、オリーブオイル大さじ2、薄力粉適量、塩こしょう適量 ▽作り方 〈1〉ヒメダイはウロコ、内臓、エラを掃除して三枚おろしにする。中骨を削いで食べやすい大きさに切る。 〈2〉にんにく、イタリアンパセリ、アンチョビはみじん切り、ブラックオリーブは薄切り、唐辛子は種を抜いておく。 〈3〉フライパンでオリーブオイル、にんにく、イタリアンパセリ、唐辛子をゆっくり熱して香りを出す。 〈4〉アンチョビ、ケッパー、ブラックオリーブも加える。 〈5〉ホールトマトを加えて潰しながら一煮立ちさせる。 〈6〉塩こしょうで味を整える。 〈7〉ソースができたら一度火から上げて、ヒメダイに塩こしょうをふり、薄力粉をはたいてからオリーブオイルで皮目からカリッと焼く。 〈8〉お皿にソースをかけて上にヒメダイを盛り付けて完成。 御前崎港・茂吉丸 TEL054・863・3466
報知新聞社