子どもたちから花束を受け取り、抱きしめる加藤翔

　今季限りで引退する中日の加藤翔平外野手（３３）、砂田毅樹投手（２９）のセレモニーが４日のＤｅＮＡ戦（バンテリンドーム）前に行われた。加藤翔には岡林から、砂田にはＤｅＮＡ・山崎康からそれぞれ花束が贈られた。さらに両選手の家族からも花束が贈られると、球場に集まったファンから大きな拍手が送られた。 　加藤翔は、１９９１年３月２８日生まれ、埼玉県出身の３３歳。１８３センチ、８４キロ。右投げ両打ち。埼玉・春日部東高、上武大を経て２０１３年にドラフト４位でロッテに入団すると、プロ初スタメンだった同年５月１２日の楽天戦（ＱＶＣマリン）でプロ初打席初本塁打をマークした。２１年６月にトレードで中日に移籍。同年６月１９日ヤクルト戦（神宮）の移籍後初打席でも初球本塁打を放った。プロ通算６７１試合。打率２割４分２厘、１６本塁打、９４打点。

引退セレモニーで花束を贈られた砂田（右）と加藤翔

　砂田は、１９９５年７月２０日生まれ、札幌市出身の２９歳。１８０センチ、８５キロ。左投げ左打ち。秋田・明桜高から育成ドラフト１位で２０１４年にＤｅＮＡに入団。１５年に支配下選手登録され、７月６日広島戦（みよし）でプロ初勝利。１０代の育成出身投手による公式戦勝利は史上初だった。２２年オフにトレードで中日に移籍した。プロ通算２８７試合に登板して、９勝１４敗、７３ホールド、防御率３・７１。