大麻密輸で逮捕されていたエンセン井上

　初代修斗ヘビー級王者のエンセン井上が今年4月に起こした大麻密輸逮捕について、昨日15日、自身のYouTubeチャンネルで謝罪した。 　エンセンは収監されて「60番と呼ばれ21kg痩せた」と明かし、ややほっそりした顔で罪を犯した経緯と謝罪の言葉を述べた。 【フォト＆動画】21kg痩せたエンセンの顔！密輸した麻薬入りチョコの写真も 　エンセンは今年4月、麻薬成分が入ったチョコレートを日本の自宅宛に密輸した罪で麻薬及び向精神薬取締法違反被疑者となり通常逮捕。5月にも麻薬成分が入ったチョコレート4つをスーツケースに入れてハワイから持ち込んだとして再逮捕され、検察から懲役2年を求刑された。 　エンセンは罪を犯した経緯について、「RIZINやUFCにも出場したことがあるイアン・マッコール選手に数珠を作ってあげたことがあって、彼から感謝の気持ちでハワイの実家にチョコレートを送ってくれて。なんでチョコレートなのか聞いたら、『マジックマッシュルームが入っている』と知って。マジックマッシュルームは怖いもの、ヤベーと思ったんですが、彼の説明だと全部安全で、（ケガの）炎症が取れる、微量に入っているだけだから大丈夫と言われていました」と説明した。 　エンセンは現役時代のケガで腰痛に悩まされているといい、このマジックマッシュルームが入ったチョコレートを食べると痛みが軽減されたという。安全なものなのかマッコールに確認すると「アメリカでは合法だし健康なものだ」と言われたという。 　そうした経緯が背景にあり、今回の日本持ち込みへつながったと証言した。 　だが、「正直に言うと、日本は法律が厳しいので、100％違法とは思わなかったけど、多分、違法だろうと思った。でも自分の性格は挑戦する人なので、大丈夫だろうと思った。ダメでも没収されるだけだろうと思っていた。本当はダメだと思ったら調べるべきだった。これが自分のダメなところ」とエンセンは日本に持ち込めば、どんな罪になるのか確認を怠ったことを反省していた。 　そしてエンセンは「逮捕されると名前がなくなる。60番と呼ばれていました。再逮捕もされたので、（収監は）99日間でした。その間に21kg痩せました」と振り返った。 　また木村ミノルが大麻所持で逮捕された件について「あいつは個人的に知っているから、なんでそんなことをやったのか個人的に聞きたい。ミノルのことがまだ好きだし、応援したい」とエンセン。最後にファンや関係者に謝罪の言葉を述べて、今後は真っ当に生きていくことを誓った。 　これからエンセンは更生の道を進むことになるが、二度と決められたルールから出ないことを祈るばかりだ。