たった一度の転倒から「寝たきり」も… 転倒事故 約5割は自宅!?家に潜む転倒・転落の危険と対策
自宅の危険スポット~最悪の場合大怪我に!階段の踏み外し~
<家に潜む危険> (4)階段 自宅で多い転倒の1つが、踏み外しによる転倒だそうです。 <転倒の原因(2)足の感覚のズレ> 階段の踏み外しは、筋肉の衰え以外にも原因があるそうです。それが、足の感覚のズレ。人間は足の位置がよく分かっておらず、タンスの角に小指をぶつけてしまうのも足の位置の認識がズレているからなのだとか。そのため、洗濯物を抱えるなど足元が見えない状態で階段を上り下りすると、思った場所に足がつかず転倒を引き起こしてしまうそうです。 <転倒対策> 階段を上り下りする時はちゃんと足元を見ましょう。さらに、階段のふち全体に幅3cmほどの滑り止めをつける事で大きな怪我を防ぐ事ができるそうです。
わずかな段差が命取り!?転倒を引き起こすスリッパの危険
<家に潜む危険> (5)スリッパ 大きなスリッパを履いていると、自分では足を上げているつもりでも、スリッパが上がっていなくて段差に引っかかり転倒につながる恐れがあるそうです。 <転倒対策> スリッパは、足のサイズに合った物を選ぶ事で転倒予防につながるそうです。
暗闇に潜む危険!転倒を招く目の機能の老化
<転倒の原因(3)目の機能の低下> 明るい場所から暗い場所に移動した際に、目が慣れて見えるようになる反応を「暗順応」と言います。目が慣れるまでの時間は年齢とともに長くなるのだとか。そのため、照明を消してからベッドに行くまでの間や、照明をつけずに暗い廊下を歩く事で起こる転倒などにも注意が必要だそうです。 <転倒対策> 暗闇では、目が慣れて見えるようになった事を確認してから動くようにしましょう。さらに、家の中の暗い場所や段差のある所には、メインの照明に加えて人感センサーライトを置くのもおすすめだそうです。
自宅の転倒 危険ポイントの覚え方
<家の中で注意すべき"ぬかづけ"> ・「ぬ」濡れている ・「か」階段・段差 ・「づけ」片付けられていない 濡れている場所は滑りやすく、階段や段差も転倒しやすい危険ポイント。さらに、コードや物などを散らかしていると引っかかって転倒を引き起こしてしまいます。家の中の"ぬかづけ"と覚えて注意しましょう。
自宅での転倒を防ぐために大切なポイント
先生によると、1つ目のポイントは「転びにくい身体をつくる」こと。足腰を鍛えて転倒しにくい身体をつくると、万が一転倒した場合も大怪我につながりにくいそうです。そして、もう1つは「転倒にしにくい環境をつくる」こと。転ばないように家の中を片付け、整頓する事も大事なポイントだそうです。 (2024年11月24日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)
CBCテレビ