藤原竜也&広瀬アリス、タッグ役で感じた“心強さ” 実際に体験した超常現象エピソードも登場「耳元で…」【「全領域異常解決室」インタビュー】
【モデルプレス=2024/10/05】10月9日スタートのフジテレビ水10ドラマ「全領域異常解決室」(毎週水曜よる10時~)で主演を務める俳優の藤原竜也(ふじわら・たつや/42)と、共演する広瀬アリス(ひろせ・ありす/29)に、モデルプレスがインタビュー。お互いの印象や今作の見どころを教えてもらった。 【写真】広瀬アリス&なにわ道枝が“ずぶ濡れキス” ◆藤原竜也主演「全領域異常解決室」 本作は、身近な現代事件×最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を「全領域異常解決室」(通称「全決(ゼンケツ)」)という世界最古の捜査機関が解決していく本格ミステリードラマ。藤原は主人公・興玉雅(おきたま・みやび)、広瀬は「全決」へ出向を命じられた警察官・雨野小夢(あまの・こゆめ)を演じる。 ◆藤原竜也「全領域異常解決室」は「斬新で面白い」 ― 今作ではUMAや超常現象などが登場しますが、お話を聞いたときと実際に台本を読んでみての感想をお聞かせください。 藤原:まず、このような作品がどのように視聴者の方に受け止められるのか、やってみないとわからないと感じました。個人的にはUMAやUFO、シャドーマンなどが好きなので、趣味の延長のような気持ちで「こういうことなんだ、面白いね」と思いながらやらせてもらっています。オリジナル脚本で、物語の中心で繋がっている部分もありますが、1話完結として、非常に斬新で面白いアイディアの企画だと思います。 広瀬:私も最初ざっくりお話を伺ったときに、少し意味がわからなくて、「ん?超常現象の事件って何?」みたいな感じでした(笑)。実際にお話を聞き、台本を読んだところ、映像化したら絶対に面白いと確信しました。UMAや未確認生物の話を真剣にしているところが少しシュールですが、このドラマの楽しい瞬間になると思います。1話では興玉さんに振り回されているので、視聴者と同じ目線に立てる役になれたら嬉しいです。 ◆藤原竜也&広瀬アリス、初共演の印象「隣にいてくれて頼もしい」 ― お二人は初共演とのことですが、撮影が進んだ現在のお互いの印象を教えてください。 藤原:撮影ではずっと一緒にいるのですが、隣にいてくれて頼もしいな、という印象です。初共演というのは緊張しますが、皆さんのイメージ通り明るい方なので、すごくありがたいパートナーです。 広瀬:ほぼ毎日一緒にいて、毎朝必ず「おはようございます。元気ですか」という会話から始まり、2人とも暑がりなので気温の話とかをしたり、いろいろお話しできるようになりました。役に没頭されている方なのかなと思っていたのですが、意外とフランクにお話ししてくださるので、最初は緊張しましたが今は心強い存在です。 ― お二人が演じる役の印象や魅力をお聞かせください。 藤原:「興玉雅」という珍しい名前で、名前を覚えることも大変ですし、全領域異常解決室というのも世界最古の捜査機関と言われてもピンときませんでした。僕の役も今後どうなるかがわからないので、広瀬さんの存在だけが支えというという役です(笑)。掴みどころのない役ですが、それが良いと思っていて、いい大人が超常現象やUMAに関する少しほっこりするようなロマンがあることを一生懸命やっているのが、この作品を我々がやる意義だと思っています。 広瀬:私が演じる小夢さんは「オカルトなんて絶対信じません」と言っているので、 そう思っている方が観ても面白い作品になればいいなと思いますし、そのための役だと思っています。なので興玉さんに大いに振り回されたいですし、後ろを必死に付いていきたいです。会話のテンポがいいシーンが多いので、うまく会話のリズムも取れたらいいなと思います。 ◆広瀬アリス、藤原竜也演じる興玉は「ミステリアスな方」 ― お二人は初共演とのことですが、撮影が進んだ現在のお互いの印象を教えてください。 藤原:雨野さんは、広瀬さんの等身大の良さが出ており、純粋なストレートなキャラクターだと思います。 広瀬:興玉さんは台本読んでいた時点ではイメージが湧かなかったのですが、藤原さんと「全決」局長・宇喜之役の小日向(文世)さんとリハーサルをやらせていただいたとき、長台詞を完璧に覚えていらして、「あ、興玉だ」と思い、そこで掴めた感覚があります。変な人なんだけど、付いていってしまう小夢さんの気持ちがすごくわかるような、不思議なミステリアスな方です。 ― 今回の役を演じるに当たり、事前に準備したことはありますか? 広瀬:パーマをかけました(笑)!お芝居に関してはナチュラルでいいと言われていたので、事前に準備したのはパーマをかけたくらいだと思います。 藤原:僕は知識がなければ成立しないセリフが多いので、神道や神話、 作法などの大まかな知識を学びました。 ◆藤原竜也が経験した超常現象 ― ご自身が超常現象を体験したり、身近な人から聞いたことはありますか? 藤原:僕は仕事で地方に行った際に寝られないことが多く、1度映画を監修してくださったお坊さんにお話したら「真ん中、左、右で指を鳴らしながらお経を唱えると、3回目で大体のものは飛んでいきます」と教えていただいたことがありました。 ロケに行った際、宿泊先で寝ようとしたらハンガーがコトンコトンと鳴りだして。「嫌だな」と思い、お坊さんから教えてもらったことを試したら、最後の3回目を言うか言わないかのときに、僕の耳元で「効かないよ」って言われたんですよ!お坊さんにその話をしたところ、その霊が言っていたのはお経が「効かないよ」という意味ではなく、「そういうこと(=悪霊)ではないんだよ」という深い話をされたことがあります。「単純に怖がっているばかりではいけない」というようなことをお聞きしました。 ◆藤原竜也&広瀬アリスの解決したいこととは ― タイトルにかけて、身近なものでお二人が解決したいことや気になっていることがあればお聞かせください。 藤原:幼少期から「月刊ムー」(ワン・パブリッシング)を愛読しているので、超常現象やUMAをこの目で見てみたいです。興味があればあるほど、見られなかったり、遠ざかってしまうこともあると思うのですが、この撮影期間中に実体験してみたいという思いがあります。 広瀬:すごく小さな話なのですが、最近洗面所にGが出て、引き出しを開けた瞬間に出てきたので、「ギャー!」となって閉めたんです。もう怖くて洗面所行けなくて。下の引き出しの奥にゴキブリを倒す黒いやつを投げ入れましたが、それ以降引き出しを開けていないので、Gの行方が一番気になっています(笑)。 ◆藤原竜也「子供の頃に戻ったような気持ちで」 ― 最後に、視聴者の方へのメッセージをお願いします。 広瀬:超常現象をもとに事件を解決するお話で、なかなか見ないドラマになっていますので、フラットな気持ちで観ていただけると思います。 藤原:皆さんが興味はあったけど、深く追求してこなかったようなことを豪華なメンバーで描きます。子供の頃に戻ったような気持ちで観ていただけると嬉しいです。 ― ありがとうございました。 (modelpress編集部) ◆藤原竜也(ふじわら・たつや)プロフィール 1982年5月15日生まれ、埼玉県出身。1997年、蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」主役オーディションでグランプリを獲得し、芸能デビュー。2000年には映画「バトル・ロワイアル」の主演に抜擢。その後は、NHK大河ドラマ「新選組!」(2004年)や「DEATH NOTE デスノート」(2006年)、「カイジ 人生逆転ゲーム」(2009年)、「カイジ2 人生奪回ゲーム」(2011年)「僕だけがいない街」(2016年)「22年目の告白―私が殺人犯です―」(2017年)など数々の話題作に出演。舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」では2022年の初演から主人公・ハリーを演じた。 ◆広瀬アリス(ひろせ・ありす)プロフィール 1994年12月11日生まれ、静岡県出身。「Seventeen」専属モデルを経て、2008年に女優デビュー。フジテレビ系「知ってるワイフ」(2021年)、フジテレビ系「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~」(2021年)、NHK大河ドラマ「どうする家康」(2023年)、TBS系「マイ・セカンド・アオハル」2023年)、映画「AI崩壊」(2020年)、「地獄の花園」(2021年)、「劇場版ラジエーションハウス」(2022年)など多数出演。2024年にはフジテレビ系月9ドラマ「366日」では主演を務めた。 ◆「全領域異常解決室」第1話あらすじ 警視庁音楽隊カラーガードの雨野小夢(広瀬アリス)は、ある日突然「全領域異常解決室」、通称「全決(ゼンケツ)」への出向を命じられる。神社の社務所のような外観の本部へ行くと、中には室長代理の興玉雅(藤原竜也)がいた。 興玉いわく、「全決」とは大和朝廷時代からある世界最古の捜査機関で、超常現象のような“不可解な事件”を捜査する内閣官房直轄の機関だという。小夢はそんな機関が実在することに驚き、自分がなぜこんな所に配属されたのか不思議に思う。興玉は、現在捜査している「神隠し事件」について小夢に説明する。最初の事件は半年ほど前に起こった。現場に残されていたのは服と持ち物、そして大量の血液。遺体は見つからず、まるで人間の身体だけが消えてしまったようだ。その後、ネット上に「これは『神隠し』である」「私は神の一柱、ヒルコである」という犯行声明が出た。その後も同じような事件が相次ぎ、ヒルコはその度に声明を発表。人々は徐々にヒルコの存在を信じ、恐れ、中には崇める者もいた。 興玉と小夢は「全決」の局長・宇喜之民生(小日向文世)に指示され、合同捜査に参加するため、警視庁捜査一課へ赴く。捜査一課に到着すると、そこには警部の荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)、二宮のの子(成海璃子)、北野天馬(小宮璃央)たちが捜査資料を見ていた。 荒波は興玉たちに怪訝な表情を浮かべながらも、重要人物として捜査している松宮瑠偉(吉村界人)について説明する。松宮は元々、メン地下アイドルグループに所属していたが、解散した後はファンの女性とデートをするなどして稼いでいた。今まで起きた8件の神隠し事件のうち、彼は直近の3件で第一発見者になっており、3人全員が松宮とデートを重ねる熱狂的なファンだった。しかし松宮は犯行時刻にシェアオフィスで働いており、その姿が防犯カメラにも映っていたためアリバイがある。その最初の事件のあと、松宮は「ヒルコが見える」と話すようになり、SNSで大きな話題に。 その後もSNSや動画サイトでヒルコへの注意を呼びかけ、今では登録者数800万人以上という人気チャンネルになっていた。松宮は「ヒルコが近づくと空間が歪んで見える」という。犯行現場近くの防犯カメラには、崩れたモザイクのような人間の影が移動する様子が映っていた。しかし興玉は、この犯人は、「ヒルコではなくシャドーマン(光る人型UMA)かもしれませんね」と言い放ち…。果たして、これは本当に神・ヒルコの仕業なのか?それともシャドーマンなのか?興玉たちが導き出す答えとは? 【Not Sponsored 記事】
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