デトックスにリラックスに入浴プログラム…「指宿砂むし温泉」、ファンが選ぶ“湯治ウェルネス部門”で全国1位に輝く
魅力的な温泉地をファンが選ぶ「温泉総選挙2024」で、指宿市の「指宿砂むし温泉」が湯治ウェルネス部門で全国1位に輝き、6日に東京であった表彰式で環境大臣賞も獲得した。城山ホテル鹿児島(鹿児島市)の「さつま乃湯」は絶景部門で2位に入った。 【写真】城山ホテル鹿児島の「展望露天温泉 さつま乃湯」(同ホテル提供)
温泉総選挙は、観光庁や環境省など5省庁が後援する地域活性化プロジェクトで9年目。「美肌」「おもてなし」などの部門があり、県内勢で1位を獲得するのは初めて。今回は8月~11月1日に全国の1万2943人がインターネットや現地で投票した。 砂むし温泉は、古くから「医療いらずの湯」と親しまれ、高いデトックス効果があるとされる。他地域にない希少性や心身ともにリラックスできる点に加え、地域一体となった入浴プログラムの提供や効果の調査研究、温泉資源保護などの取り組みも評価された。 表彰式に出席した打越明司指宿市長は「効果や効能について実証実験を進める中での受賞で鬼に金棒。湯治場としての価値を高め、多くの人に広く利活用してほしい」とコメントした。 城山ホテル鹿児島のさつま乃湯は、高台の立地を生かし桜島や市街地を一望できるのが特長。原口浩一副店長は「景色以外のサービスでも満足していただけるよう精進する」と喜んだ。
受賞を記念し、指宿市営の砂むし会館「砂楽」は、25日から温泉の歴史を振り返るパネル展を開催。同ホテルでは来年2月末まで、県民向けに通常よりお得な宿泊プランを設けている
南日本新聞 | 鹿児島