愛媛銘菓「タルト」のお酒? 気になる味は… 県内老舗の新たな挑戦
ほんのり香るゆずあんをやわらかいスポンジ生地で「の」の字に巻いた愛媛の銘菓「タルト」。県民おなじみのタルトのお酒が誕生しました。その名も「夜ふかしタルト」。女性をターゲットに、松山市の桜うづまき酒造がリキュールとして開発し、「一六タルト」で知られる一六本舗が監修しています。 ■魅力をもっと伝えたい 桜うづまき酒造は1871年創業の老舗蔵元。国産米と地元・高縄山の伏流水を使った、にごり酒を主力商品にしています。このにごり酒をベースにした夜ふかしタルトの開発は昨春、スタートしました。 企画部の徳永美野里さん(48)は「タルトは見た目がかわいらしいだけでなく、長い歴史があり味も奥深い。でも県外ではタルトと言うと、洋菓子のイメージが先行しがちです。タルトのお酒を開発することで、その魅力を全国にさらに発信できるのではと考えました」と説明します。 ■さまざまな割り材で広がる味 夜ふかしタルトはアルコール度数が15%でそのままでも楽しめますが、牛乳やみかんジュースなどで好みの濃さに割るとバリエーションが広がるそう。 500ミリリットルで希望小売価格は1650円。4月から松山市道後地区の土産物店や県内道の駅、スーパー「セブンスター」などで販売しています。
愛媛新聞社