心一つに童謡歌う 福島県広野町ひろの童謡(うた)まつり
福島県広野町の第27回ひろの童謡(うた)まつりは12日、町中央体育館で開かれた。幅広い世代が東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの古里復興への思いを込め、心一つに温かな歌声を響かせた。 2部構成で行われ、第1部では町童謡大使で県教育復興大使の真理ヨシコさんらゲスト歌手、広野小の児童らが出演した。広野童謡作詩コンクールで生まれた「ザリガニくん」や「よみちのほたる」などを次々と披露した。 第2部ではふたば未来学園中(広野町)や、県庁混声合唱団きびたき(福島市)などが登場した。地元の合唱団めじろたちとゲスト歌手が広野賛歌、故郷などを歌い、童謡を歌い継ぐ決意を新たにした。 広野町は童謡「とんぼのめがね」や「汽車」の舞台として知られる。町は10月5日を「ひろの童謡の日」とし、昨年、日本記念日協会に登録された。