糸満市で「ナポリを超える」ビックリ体験【1990年ワールドカップと沖縄おばぁを結ぶミステリー】(2)
■40年が経過した今も「解けない」謎
琉球の中でも、島によって方言があって、互いに通じ合わないことも多いようです。ですから、「おばぁ」たちが琉球語をしゃべっていたとしたら、僕にはまったく聞き取れるはずはありません。 しかし、あのときは僕の標準日本語を聞き取ってもらえなかったのです。「おばぁ」たちも明治時代の生まれで、琉球が日本の領土となって、日本語で教育を受けていたはずなのに僕の日本語が通じなかったので、かなりのビックリ度でした。 まあ、年齢なので耳が遠かっただけなのかもしれません。しかし、僕は「おばぁ」たちが高齢者だったので、ゆっくり大きな声で話したつもりだったし、もう1人の「おばぁ」が通訳してくれたときには、彼女はとくに大きな声でしゃべってなどいませんでした。 これも、40年が経過した今でも、僕が不思議に思い続けている体験です。
後藤健生
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