3年生への最後のプレゼントは担任らが作ったオリジナルソング 恩師の歌声で愛を感じ、卒業式へ【香川】
岡山放送
3月1日の卒業式を前に高松市の高校でうれしいサプライズです。旅立つ卒業生に恩師が歌でエールを贈りました。 1日の卒業式の予行練習を終えた高松中央高校の体育館。 (司会を担当した教員) 「最後にプレゼントがあります」 このサプライズ合唱は、卒業生に最後の思い出を作ってもらおうと、3年生の担任らが企画したものです。歌う曲は高松中央高校のオリジナルソング、「Beingー今ここにいるー」で、国語の教員が作詞し、教頭らが作曲と編曲を担当しました。 2024年の卒業生は約290人。歌詞には「今を生きることの大切さを感じながら、素晴らしい人生を歩んでほしい」という思いが込められています。 新型コロナの影響で高校生活が制限される時期もありましたが、卒業生は恩師の歌声に耳を傾けながら、それぞれの3年間を思い出していました。 (卒業生は…) 「先生からの愛を感じて、本当に感動した。楽しい思い出しかない。高松中央高校でよかった」 「新型コロナが少し解消して、今を生きることの大切さを改めて感じた。友達にも家族にも支えてもらった3年間、みんなに感謝して、良い卒業式にしたい」 (作詞を担当した 関栄二教諭) 「元気で明るい歌詞にしようと思ったが、作っている時に能登半島地震が起きた。やはりもう一度、命の大事さを感じてほしいと思い、作り直した。元気に巣立ってほしい」 恩師からの最後のプレゼントを胸に、卒業生は3月1日、旅立ちの時を迎えます。
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