現地観戦したＤＡ　ＰＵＭＰ・ＫＥＮＺＯ（左）

　パリ五輪の新種目・ブレイキン女子が現地９日に行われ、日本代表の湯浅亜実選手（ダンサー名・ＡＭＩ＝２５）が金メダルを獲得し、初代女王に輝いた。パリで現地観戦したＤＡ　ＰＵＭＰのＫＥＮＺＯ（３９）が１０日に所属事務所を通じて、祝福コメントを寄せた。 　世界大会優勝や日本タイトルを６０以上保有するなど、日本を代表するダンサーのＫＥＮＺＯは、現地で湯浅選手の家族と一緒に応援した。金メダル獲得後に「おめでとう」と声をかけると、湯浅選手は「応援が力になりました。ありがとうございます」と最高の笑顔で答えてくれたという。 　現地の熱気を感じながら、湯浅選手が勝利した要因を「経験値の差が圧倒的な勝利につながったと思います」と分析。「終始安定して音楽を落ちついて聞いて、特に決勝で出す技を準決勝で持ってくるあたり戦術のうまさも感じましたし、完成度や難易度どれをとってもスキのないラウンドの組み立て方でした」と圧巻の演技に感服した。 　世界を圧倒させた初代女王の湯浅選手へ「いろいろな思いもあり、一言では言い表せないのですが、日本中そして世界中に夢や希望、笑顔を届けてくれてありがとう。そして金メダリストとしてオリンピックという舞台で名を刻んでくれてありがとう。ダンサーとして誇りに思います」と賛辞を贈った。