「結局私ばかり負担が大きい」共働きの“シェア家事”割合どうしてる? 夫に頼るより楽になる方法とは?
「夫がなかなか家事や育児に参加してくれない」「結局私ばかり負担が大きい」……そう悩みを抱えていませんか? “家事シェア”の問題は、夫婦間の永遠のテーマでもありますよね。そこで今回は、収納暮らしコンサルタント・ライフオーガナイザーとして活躍する宇高有香さんに、全3回にわたって良い家事シェアのすすめ方についてお話を伺いました。 【漫画で読む】家庭を顧みない“外面がいい”夫、仕事と家事、子育てに追われる妻。タワマンに暮らす夫婦が陥った負の連鎖
私自身も、“家事シェアの呪縛”にとらわれていました
私はライフオーガナイザーとして、ご依頼があった家庭の片付けのコンサルティングを行っています。また、私自身も2児の母として家庭内の家事・育児シェアに奮闘してきたので、共働きwith読者の家事・育児シェアのアンケート結果や夫への不満を見て「わかる、わかる」ととても共感しました。 私も、読者の皆さんのように、悩んだり夫とぶつかかった時期を経て今があるなと。私が結婚、出産をした10数年前は、ちょうど社会で“家事シェア”が注目され出した頃でした。「世の中でも言われ始めているし、暮らしの仕事をしているんだから家事シェアしなきゃ」と、今振り返ると“家事シェアの呪縛”にとらわれてしまっていたんです。片付けのコンサルティングでお話を聞く方にも、こういった考えの人は多くいますね。当時の私は、仕事の勤務地が変わって忙しい夫に、夫の変化を考慮するよりも先に「こんなに家事をやってくれないんだ」と日々イライラ。でもよく考えると、慣れない勤務地で余裕がないのに、家でもこれまで以上に家事を要求するのは完全にキャパオーバーでした。無理に人を変えようとするのは難しいことなんですよね。
そこで、私がコンサルティングでもいつもおすすめしているのが“仕組み”を変えること。まずは自分がやる家事をラクにするために、家の中の仕組みを改善するんです。私は一旦、夫に頼るのもやめようと思い、気持ちを切り替えたのですが、数年して余裕ができたのか、夫の方から家事をやってくれるようになったんですね。これは、私が自分でできることに集中したこと、また、家の中が家事をやりやすい仕組みに変わっていたので、夫もやりやすかったのかもしれません。