【陸上】神奈川大・宮本陽叶が10組1着 洛南高の同期・佐藤圭汰を追いかけ「いつか勝負できるようになりたい」/10000m記録挑戦競技会
◇10000m記録挑戦競技会(11月19日/東京・国立競技場) 関東学連主催の10000m記録挑戦競技会が11月19日、国立競技場で行われ、男子10組は神奈川大の2年生・宮本陽叶が29分13秒12で組1着となった。 帝京大・山中博生が全体トップの28分35秒65!「勝ち切れたのは収穫」箱根シード奪還へ意欲/10000m記録挑戦競技会 10月中旬の箱根駅伝予選会が終わってからは体調を崩し、まともに練習ができない時期があったこともあり、自己ベスト28分48秒63を持つ宮本にとっては物足りないタイム。「不完全燃焼ですが、現状確認ができたのでプラスに捉えたいと思います」とレース後は淡々と言葉を口にした。 京都・洛南高時代は主力として活躍し、3年時には全国高校駅伝4区で区間賞を獲得し、日本人オーダーのみでは史上初の2時間1分台(59秒)達成に貢献した。ただし、同期には1500m、3000m、5000mで高校新を樹立した大エースの佐藤圭汰(現・駒大)がおり、目立つ存在ではなかった。 宮本自身も「彼(佐藤)は異次元」とそのすごさを間近で見てきての率直な感想を口にし、その上で「彼の活躍は刺激になっています。トラックでは敵わないですが、ロードでは勝負できるように自分もがんばっていきたい」と意気込む。 「小さい頃からあこがれの舞台だった」という箱根駅伝に向けては、「往路で走りたい気持ちはあります。年明けに100%の状態に持って行けるようにし、どこの区間でも区間7位以内で走りたいです」とし、2年目にして初挑戦となる箱根路への思いを口にした。
月陸編集部