来年4月の上下分離方式導入を延期へ 熊本市電安全管理体制の再構築を優先
熊本朝日放送
今年に入り、熊本市電で運行トラブルが相次いだことを受け、熊本市は来年4月に予定していた上下分離方式の導入を延期することを明らかにしました。 大西一史市長 「公共交通の使命である安全を確保するためには、やむを得ない判断」 上下分離方式は、7月に設立した法人が熊本市電の運行を、熊本市が車両やレールの保有をそれぞれ担うもので、熊本市は、市電の収支改善や人材確保に向け、来年4月の導入を目指していました。 しかし、市電をめぐっては、今年に入り、信号無視など14件の運行トラブルが発生。安全管理体制の再構築を優先するため、導入の延期を決めたということです。