愛媛・大分交流会議「豊予海峡ルート」実現に連繋へ
「愛媛・大分交流会議」が28日松山市内であり、両県の知事が豊予海峡ルートの実現に向けて意見を交わしました。 「愛媛・大分交流会議」は両県の知事が観光振興や防災対策などについて意見交換するもので、今年は松山市で開催されました。 会議では、愛媛県の中村時広知事と大分県の佐藤樹一郎知事が坂の上の雲ミュージアムを視察したのに続き、愛媛と大分を海底トンネルや橋などで結ぶ豊予海峡ルートの実現に向けて意見を交わしました。 大分県の佐藤樹一郎知事は「半導体関係の企業は愛媛にもたくさんあるので、そこがまた一体となって、中九州横断道路から豊予を抜けて愛媛までつながっていく道、そこが半導体のベルトになるんじゃないかなと期待しています」と話しました。また愛媛県の中村知事は「技術的には、豊予海峡のトンネルは十分に可能であるという結論が出ていますし、『長い目で見た国家戦略の中で位置づけるべきだ』という主張を続けていく必要があると、痛感しているところです」と話していました。このほか、伊方原発で事故が起きた際に迅速に情報共有することや、インバウンドの促進に向けてサイクリングを活用した観光振興を連携して進めることなどが話し合われました。