村田製作所、北陸で万博展示品を 製造で「働く人たちの誇りに」
村田製作所の安藤正道執行役員が21日、共同通信のインタビューに応じ、2025年大阪・関西万博の展示品を、能登半島地震で被災した北陸地方の拠点を中心に製造する方針を明らかにした。安藤氏は「今までにない新しいものづくりができ、工場で働く人たちの誇りになるだろう」と期待感を示した。 震災以前から北陸拠点での製造を検討していた。小規模工場は地域の雇用を支えているほか、保有する技術を大規模工場に供給する重要な拠点でもある。万博を工場活性化に向けた手段の一つにしたい考えだ。 村田製の手がける電子部品は企業向け販売が大半で、一般市民が製品に触れる機会はほとんどないという。