ウニの水槽だと思ったらクリでした… 水族館のハロウィン展示が話題に 「このウニやけに茶色いな~と」
「このウニやけに茶色いな~と思って担当に聞いたところ、栗でした。まさかのウニとクリ同時展示中です」。そんな水族館のSNS投稿が注目を集めています。担当者に話を聞きました。
もぐらんぴあ水族館です
石油備蓄基地の作業坑を利用して造られた地下水族館「もぐらんぴあ水族館」(岩手県久慈市)。 そのX(旧ツイッター)アカウントが先日、こんな投稿をしました。 「このウニやけに茶色いな~と思って担当に聞いたところ、栗でした。まさかのウニとクリ同時展示中です」 投稿された写真は2枚で、どちらもハロウィン向けに装飾された水槽が写っています。 1枚は本物のウニの水槽ですが、もう1枚の方は水中にクリを沈めた水槽です。 トゲトゲした見た目はそっくりですが、よく見ると色やトゲの長さに違いがあることがわかります。 この投稿に対して、「発想が面白い」「素晴らしい展示」といったコメントが寄せられ、いいねは8000を超えています。
学芸員に聞きました
「山で拾ってきたクリの中身を取って水に沈めた水槽と、ウニの水槽を並べて展示しています」 そう話すのは、展示課の学芸員・宇部匠海さんです。 もぐらんぴあでは31日まで企画展「ハッピーハロウィン!」を開催中。 黒い幽霊のように見える魚「ブラックゴースト」や、体が透けて見える「トランスルーセントグラスキャットフィッシュ」などを展示しています。 地元で獲れるウニとクリを並べたユニークな水槽が話題になったことについて、宇部さんはこう話します。 「生き物ではないクリを展示することについて、担当飼育員は不安があったようですが、反応が良かったのでホッとしていました。秋らしさや久慈らしさを感じてもらえたらうれしいです」