羽生結弦さん、故郷・宮城で3月アイスショー 東日本大震災から14年、「希望と、祈りと、未来に向けて明るい気持ちになれたら」
フィギュアスケート男子で冬季五輪を2連覇し、現在はプロスケーターとして活動している羽生結弦さん(30)が座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata 2025」が、2011年3月11日の東日本大震災発生から14年となる来年3月に、故郷・宮城県で開催されることが決まった。24日に主催者が発表した。 昨年、今年も開催されており、今回が3度目。「notte stellata」の名称はイタリア語で「満天の星」という意味で、地元・仙台で東日本大震災に被災した羽生さんが停電の暗闇の中で見た美しい「満天の星」に希望を感じたことから名付けられた。主催者は「東日本大震災の被災地・宮城から”希望”を発信するアイスショーで、座長である羽生結弦が世界で活躍するプロスケーターの仲間たちとともに希望を届けます」としている。 来年3月7、8、9日の計3公演を予定しており、場所は宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ21)。過去2度の開催と同様に、羽生さん以外のキャストも出演する予定となっており、公式サイトで順次発表される。 羽生さんは主催者を通じてコメントを発表。3度目の開催となったことに「何度も何度も3・11のことを思い返したり、何かできることはないかということを模索しながら、たくさんの事を考えてここまできたんだなということを改めて感じています」とし、自身の演技については「希望と、祈りと、未来に向けて少しでもなんか明るい気持ちになれたらいいなという気持ちを込めて滑りたいと思っています」と言葉を続けた。
中日スポーツ