【衆院選 終盤情勢】埼玉13区 無所属三ツ林と国民橋本幹の競り合い激化
埼玉新聞社は24日、衆院選の埼玉県内16小選挙区の終盤情勢を分析した。(敬称略) 【注目の埼玉13区をルポ】(久喜市、蓮田市、幸手市、白岡市など)支持者から「裏金の説明、お願いします」世間の反応を象徴 強い逆風、乱立招く 野党は自公バーター批判
■埼玉13区の立候補者 沢口千枝子 73 共 新 高井崇志 55☆れ 元(3) 中原由棟 33☆維 新 橋本幹彦 28☆国 新 橋本勉 71 諸 元(1) 三ツ林裕巳 69 無 前(4) 自民非公認の無所属三ツ林と国民橋本幹の競り合いが激化。橋本幹は区割り変更で新たに選挙区となった地域を中心に支持拡大を図る。 三ツ林は区割り変更で加わった地域にも後援会を広げ、持ち前の組織力で票固めを図る。利根医療圏の充実や治水対策などの実績をアピール。裏金問題に関しては「説明を続け、理解してもらうしかない」と逆風に向き合う。19日には総裁選で支持した高市早苗が久喜市で応援演説した。 橋本幹は票田の久喜を最重点地区に据え、ボランティア主体で他地域へ浸透を図る。28歳の若さを前面に押し出し、自転車で駆け回るほか、交流サイト(SNS)も駆使し無党派層の獲得に注力。陣営は「手応えを感じている」と話す。公示前後に党代表の玉木雄一郎が選挙区入りした。
れいわ高井は1日50~60カ所での短い演説で裏金問題を批判。維新中原は若者の政治参加を、共産沢口は現政権の打破を訴えている。諸派橋本勉は独自の視点で戦っている。 ※掲載は届け出順。敬称略。年齢は投票日の10月27日時点での満年齢。☆は比例北関東ブロックとの重複立候補を表す。党派の略称は、自由民主党=自、立憲民主党=立、公明党=公、日本共産党=共、日本維新の会=維、国民民主党=国、れいわ新選組=れ、社会民主党=社、参政党=参、みんなでつくる党=み、諸派=諸、無所属=無。前、元、新は前職、元職、新人の略。(数字)は当選回数。(いずれも埼玉新聞調べ)