大河ドラマ『べらぼう』予告。「東西、東西、ご注目!」江戸時代中期。危機を迎えた吉原のために江戸を駆ける<蔦重>こと蔦屋重三郎。彼に<幕府の絶対的権力者>田沼意次が告げたのは…
◆次年度大河ドラマ『べらぼう』予告 横浜流星さん主演で、2025年放送予定の大河ドラマ『べらぼう』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。その予告が『光る君へ』の最終回放映後に放送され、話題になっています。 『光る君へ』脚本家・大石静「2話目を書き終えた頃に夫が他界。介護と仕事の両立は困難だったが、45年間で一番優しく接した時間だった」【2024年上半期BEST】 *以下、『光る君へ』最終回「物語の先に」の放送内容のネタバレを含みます。 ●「物語の先に」あらすじ まひろ(吉高由里子さん)は倫子(黒木華さん)から道長(柄本佑さん)との関係を問いただされ、2人のこれまでを打ち明ける。 全てを知った倫子は驚きと共に、ある願いをまひろに託す。その後、まひろは「源氏物語」に興味を持った見知らぬ娘と出会い、思わぬ意見を聞くことに。 やがて時が経ち、道長は共に国を支えた公卿や、愛する家族が亡くなる中、自らの死期を悟って最後の決断をする。まひろは道長が危篤の知らせを聞き……。
◆世は天下泰平、文化隆盛の江戸時代中期 女郎を描いた本が大きく映し出される。 炎上する吉原。 「もはやこの世は全て、カネ」と幕府<新時代>を目指す改革者にして”絶対的権力者”田沼意次(渡辺謙さん)の声が流れる。 丁半博打。小判が輝く。 10代将軍・徳川家治(眞島秀和さん)が進む。 苦々しい顔で「もうこの国にはいくさを覚えている者もおらんしな」とつぶやく田沼。
◆「蔦屋の…重三郎と申します」 <時代を駆け抜ける>との文字が流れる中、疾走する男性たち。 「蔦屋の…重三郎と申します」との声を背景に見栄を切る”蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星さん)。 「合点承知の助だ!」とにこやかに話すその手に本。 蔦重が往来の多い江戸の町を軽やかに歩く。 背景に「おれは…吉原を江戸っ子が憧れるとこにしてえんです」との声。 <幕府公認の遊郭 吉原>の文字が流れるなか、花の井<五代目瀬川>(小芝風花さん)による花魁道中が映る。 場面が変わり“西の丸の爺”老中首座・松平武元が「恥を知れ!」と喝破する。 悔しそうに項垂れる田安徳川家の七男・田安賢丸(のちの松平定信/演:寺田心)。
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