落車明けの41歳競輪選手が地元記念で300勝達成!「ひと安心、今年の最初に達成できて良かった」/立川G3
立川競輪場の「開設73周年記念・鳳凰賞典レース(GIII)」が5日に2日目を迎える。12Rの二次予選を走る河村雅章(41歳・東京=92期)に話を聞いた。 昨年8月の松戸記念・準決勝で落車すると、左人差し指の腱を断裂。約2か月、戦線を離脱。復帰後は徐々に上向きの気配も、前走の西武園・初日に落車。幸い、左腰の打撲と骨折には至らなかったが、地元記念を前に大きな不安を残した。 初戦の河村は、同級生の野口裕史を目標に番手絶好の展開をモノにして1着クリア。また、節目の300勝を達成した。 「前回の落車で状態はイマイチと思ったけど、練習ではそこそこ踏めていたので。ちょっとひと安心です。(300勝を)今年の一番最初に達成できて良かった」と安堵。 不安一掃の河村だが「前回、転んだ時に松戸の怪我と同じ箇所をやっちゃって」と左人差し指には痛々しい傷が残る。 それでも、それをカバーするだけの強い気持ちがある。二次予選は菊池岳仁-平原康多の3番手。相手の自力型は畑段嵐士に齋木翔多で、菊池の主導権が濃厚だ。ズブズブ決着が支持されるだろうし、一戦一戦、勝ち進めて決勝進出を目指す。(アオケイ・八角記者)