2025年は主役が交代?アメリカ集中投資のリスクに備えよ
2024年に大きく上昇した米国株。果たして2025年もアメリカ1強が続くのか(写真:ブルームバーグ)
2024年の株式市場は年末に向けて上昇し、12月20日終値で見るとS&P500は5930と年初来で24%上昇している。昨年の24%上昇に引き続きマーケットは好調だ。 年間20%の上昇が連続したのは歴史上、1935~1936年、1954~1955年、1995~1998年の3回しかなく、非常に珍しい。 ウォール街からは「来年も堅調な年になりそうだ」という投資銀行各社のストラテジストのコメントが聞こえ始めている。ブルームバーグのデータによると、S&P500が2025年末までに6500前後に達するとストラテジストは平均して予想。これは12月20日終値5930から約9%上昇を意味する。 収益面はどうだろうか。来年のS&P500の利益が約12%増の272ドルになると、ウォール街は予想している。予想PERだと22.2倍だ。 果たしてこのアメリカ1強は2025年も続くのだろうか? 投資先企業を米国株に集中させてよいのだろうか?
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大山 季之