「お年玉」の出費、過去の最高額はいくら?
お正月には、子どもたちにお年玉を渡す習慣があります。 しかし、お年玉としてあげる金額に明確な決まりはないため、どれくらいの金額をあげたらよいかと、悩まれる方も多いでしょう。 また、自分があげるお年玉の金額が、ほかの方よりも多いのか少ないのかが、気になる方もいらっしゃるかもしれません。 この記事では、お年玉の最高額や、お年玉としてあげる金額とその割合について解説します。
お年玉の最高金額はどれくらい?
かつて2006年には、高額なお年玉が渡されていたこともありました。インターワイヤード株式会社が運営する「DIMSDRIVE」が2006年に行った「お年玉に関するアンケート」によると、表1のような結果であることが分かりました。 表1
※インターワイヤード株式会社「お年玉に関するアンケート」を基に筆者作成 いずれも最高額は平均額に比べて、非常に大きな金額です。しかし、「もらったお年玉の総額」は、もらった人数によっても左右されます。同調査において、もらった人数の平均は2.5人、最高人数は20人でした。
【2023年】小中学生へ渡すお年玉の金額と割合は?
ニフティ株式会社の運営するサービス「ニフティキッズ」が2023年に小中学生に向けて行った「お年玉について」の調査によると、もらったお年玉の総額の上位3位は以下の通りです。 1位 1万円超~2万円(27%) 2位 2万円超~3万円(19%) 3位 5000円超~1万円(17%) 1万円超~3万円の範囲が約半数を占めています。また、1人からもらった金額で一番多かったのは、「5000円超~1万円」で45%でした。
あげるお年玉の金額はどうやって決める?
保険会社マンモス株式会社が行った「お年玉についてのアンケート調査」によれば、あげる金額について「いくら渡せばいいのか悩む」という方が多かったようです。 同調査によれば、あげる金額を決める際は、以下の視点で決めている方が多いとのこと。 ●あげる子どもは何歳なのか ●兄弟姉妹はいるか ●ほかの親戚は何円あげるのか ●自分の子どもは何円もらっているのか ●自分の経済状況はどうか そのほか、あげる金額をネットで検索して調べる方もいるようです。また、あげる方の負担にならないように、身内同士であげる金額を決めることもあるようです。 あげる金額に悩まれたり、経済的に厳しかったりしても「自分も子どものときにもらってうれしかったから」という気持ちから、お年玉の習慣を続けたい方が多い、という意見もあります。