『ウマ娘』初ステージは観客50人で奮起と成長 初期から支え続ける和氣あず未&高野麻里佳&Machicoが裏話
2016年3月に開催された「AnimeJapan 2016」内でのプロジェクト発表から8年を迎えた『ウマ娘 プリティーダービー』。多くのトレーナー(ウマ娘ファンの呼称)から支持を集めており、今年はゲームリリース3周年、さらに初となる劇場版アニメの公開も控えるなど勢いが止まらない。そんな『ウマ娘』の魅力を探るべく、スペシャルウィーク役の和氣あず未、サイレンススズカ役の高野麻里佳、トウカイテイオー役のMachicoにインタビューを実施し、その歴史や発展の軌跡、思い出などを語ってもらった。(撮影:上野留加/文:遠藤政樹/編集:櫻井偉明) 【写真33枚】超ミニスカ姿!和氣あず未・高野麻里佳・Machicoのソロショット ■『ウマ娘』発表当時、ファンはポカーン「なんだ『うまぴょい』とは?」 『ウマ娘』は、実在する競走馬をモチーフにキャラクター化し、ゲーム、漫画、アニメなど幅広い展開で人気を博すクロスメディアコンテンツ。TVアニメ第1期が2018年4月~6月、第2期が2021年1月~3月、第3期が2023年10月~12月に放送され、週刊ヤングジャンプではオグリキャップを主人公にした漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」が連載中。2021年2月にゲームがサービス開始となり、CV担当声優は音楽番組にも出演している。 ――「AnimeJapan 2016」では、和氣さんと高野さんが参加しました。衣装を着てミニライブをするなどファンと交流されましたが、当時の様子は覚えていますか? 【和氣】 お客さんは多分50人くらいだったと思います。 【高野】 Cygamesの会場内ブースという限られたスペースでやったのを覚えています。個人的には、その前のレッスンの方が思い出深いです。 【和氣】 私もレッスンの方が思い出深いです。そのレッスンで、まりんか(高野の愛称)と初めてあいさつした気がします。レッスンで初めて会った時、「顔、小っちゃ!」と思ったのが第一印象でした(笑) 【高野】 ありがとう(笑) 私はダンスにコンプレックスがあったので、「ダンスを覚えないと足を引っ張ってしまう」と思い、当時は余裕がなかった気がします。 ――初めてファンの前でダンスを披露した時はどうでしたか。 【和氣】 お客さんは「『うまぴょい』とはなんだ?」みたいな感じでした。 ――情報がまだ定着してないですからね。お客さんがどんな表情をされていたかは覚えていますか。 【和氣】 「うまぴょい伝説」のときは盛り上がってくれていたイメージがあります。 【高野】 今では定着して合いの手も皆さん入れていますが、この時は初披露だったので「ポカーン」という雰囲気でした。掛け声の「俺の愛バが!」もありませんでした。 ――お二人ともやり切ることで精一杯な感じだったんですね。そんな中でMachicoさんは『ウマ娘』をどのように見ていましたか? 【Machico】 たまたまウマ娘の記事を読んだことがあり、今の時代はネコ耳ではなくてウマ耳なんだなって思いました。ウマ耳というカテゴリが出て、なるほどな~と(笑)自分が関わらせてもらうとは1ミリも思っていなくて他人事のように感じていました。