冨安健洋らに関心報道の王者ナポリ「失った時間を取り戻すために…」年内最終戦で格下と引き分けて会長が謝罪&来月の補強を明言| セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が、日本時間30日に行われたセリエA第18節ナポリ対モンツァ戦終了後、記者会見の場でファンに謝罪し、冬の補強を明言した。 【動画】モンツァ主将がPK失敗!金星のチャンス逃す【ナポリ×モンツァ|ハイライト】
昨シーズンはルチアーノ・スパレッティの下、33年ぶり3度目となる悲願のスクデットを獲得したナポリ。夏の移籍市場では、守備の主力だった韓国代表DFキム・ミンジェをバイエルン・ミュンヘンへ売却するにとどまり、セリエA優勝チームの戦力を維持していたはずだった。 だが、フランス人指揮官ルディ・ガルシアの下で再出発した王者は成績が低迷。先月、新指揮官としてヴァルテル・マッザーリを10年ぶりに迎え入れたものの、その後も公式戦3勝1分5敗と不振は続いている。 そんなナポリを巡っては、今冬、センターバックやMF、ウィンガーの補強の可能性が指摘されており、『La Gazzetta dello Sport』などが冨安健洋らを獲得候補として報じている。ナポリは年内最終戦となったモンツァ戦をスコアレスドローで終えると、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長が記者会見に出席。暫定7位につけるチームの成績について謝罪の言葉を述べると同時に、来年1月の移籍市場において補強を行う方針を明言した。 「これまでに起きたことの全てが私のせいだ。私がその責任を負う。したがって、現在の順位に関してファンやナポリ市民に謝罪したい。だがリーグ戦は長い。われわれは、失った時間を取り戻すために、メルカートで動くつもりだ」
選手同様に主審も途中交代を…
前節のローマ戦では、エースのヴィクター・オシムヘンとマッテオ・ポリターノが退場処分を受けて9人となり、数的不利の中で0-2と敗れたナポリ。デ・ラウレンティス会長は、モンツァ戦を担当したマルコ・ディ・ベッロ主審らの試合進行に不満を示し、イタリアサッカー連盟のガブリエレ・グラヴィーナ会長や、セリエAの主審の指名権を持つジャンルカ・ロッキ氏へ向けて要望を発信した。 「イタリアのカルチョを意味のある華々しいものにするために、グラヴィーナとロッキにお願いしなければならない。カルチョの試合であるはずが、絶えず中断されるラグビーのような試合を目にするのが日常になっている。公平性もない」 「他のチームにも起きていることだが、ナポリの不利となる判定があった。また主審が(ラッファエレ)パッラディーノやマッザーリのような指揮官を追い出すべきではない。このようなカードの使い方はよろしくない。公平性の原則を欠くものになってしまう」 「明らかに走り過ぎて酸欠になっているのだろう。審判員たちは、走り過ぎるあまり、亡霊が見えているのかもしれないね。それならば、ロッキに提案したい。選手と同様に、審判員も交代するべきではないだろうか」
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