無駄遣い…。バルセロナ「給料が高すぎる」5人。ポジション変更で評価ダウン? 苦しむ才能も
最高峰の舞台で戦うサッカー選手は高額な年俸を受け取っているが、必ずしも額面通りの働きをピッチ上で見せているとは限らない。今回はバルセロナの選手で、現在のサラリーに見合わない選手をピックアップして紹介する。(年俸は『capology』、リーグ戦成績は『transfermarkt』を参照)
DF:ジュール・クンデ 年俸:1355万ユーロ(約18億9700万円) 今季リーグ戦成績:11試合1得点1アシスト 2022年夏にセビージャからやってきたフランス代表のジュール・クンデは、すぐにバルセロナで欠かせない選手の一人になった。しかし、今季はそこまでの存在感がない。 クンデは守備の複数ポジションをこなせる万能プレーヤーで、昨季は主に右サイドバックを担当。このシーズン、バルセロナはリーグ戦トータルで20失点という安定した守備を武器にラ・リーガを制した。しかし、今季は以前から希望してきたセンターバックで起用されており、パフォーマンスは振るわず。チームも第14節終了時点で14失点している。 バルセロナは今季、右サイドバックにジョアン・カンセロが加わったほか、クンデと同様に右サイドバックとセンターバックの両方をこなせるロナルド・アラウホがいる。192cmの長身アラウホと、ビルドアップにも長けている180cmのクンデを同時に起用する際も、シャビ監督はクンデをセンターバックで起用している。 スペインメディア『アス』などによると、クンデは昨季終了後にシャビ監督と話し合い、希望するセンターバックでの起用を約束してもらったという。その上で結果を出していれば問題はないが、右サイドバックとして世界最高峰だったクンデは、センターバックで並の選手となってしまっている印象だ。
FW:フェラン・トーレス 年俸:1000万ユーロ(約14億円) 今季リーグ戦成績:13試合3得点1アシスト 2021/22シーズン途中にマンチェスター・シティからバルセロナに移籍したフェラン・トーレスは、1000万ユーロ(約14億円)という高額年俸に見合うプレーができていない。 フェラン・トーレスは、21/22シーズン後半戦のラ・リーガで4得点を挙げたが、続く22/23シーズンは1シーズンで4得点と振るわず、今年夏は放出候補とも報じられていた。それでも残留して新たなシーズンを迎えると、第2節カディス戦で終盤に途中出場して1ゴールを記録。第5節までに3得点を挙げて、ウスマン・デンベレが去った右ウイングのレギュラーに名乗りを上げている。 ようやくサラリーに見合う働きをし始めたかに思われたが、その後はパッとせず。リーグ戦ではなかなか得点に絡めなくなった。 25日のラージョ・バジェカーノ戦ではリーグ戦で3試合ぶりの先発となったが、存在感はなく、55分で交代。スペインメディア『アス』は、「ひどかった。彼のプレーはあらゆる意味で機能していない」と酷評していた。