新型コロナウイルス感染後の後遺症約6割が経験 症状は「倦怠感」「せき」「のどの痛み」など 愛知県調べ
愛知県の実態調査で約6割が新型コロナウイルス感染後に後遺症を経験したと回答したことがわかりました。 この調査は愛知県が2024年6月から7月にかけて県民3037人を対象に行いました。調査の結果、新型コロナウイルスに1回でも感染した経験があると回答した人のうち、約6割が後遺症を経験したと回答しました。 後遺症の症状については「倦怠感」と回答した人が最も多く、続いて「せき」「のどの痛み・不快感・声がれ」となっています。 一方、国が2023年に北海道札幌市で行った調査では、感染後に後遺症の症状があると回答した人の割合は約23%でした。国の結果と大きく差が出たことについて、県は「後遺症実態調査と銘打って行った調査のため、後遺症がある人が回答する傾向が生じた」としています。 愛知県の大村知事は、「後遺症の病態については不明な点が多い」として2025年度から医療機関向けの研修会を開催するほか、看護師らによる後遺症相談窓口を設置して相談体制を強化するとしています。
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