【解説】「日に日に増えている」…“1万1000人”の北朝鮮兵士がロシアに 北朝鮮支援本格化の可能性「勝つまで支援する」
ウクライナのゼレンスキー大統領が4日、ロシア西部クルスク州に北朝鮮兵士1万1000人が入ったと明らかにした。 またウクライナ当局者は、北朝鮮兵が砲撃を受けたとSNSで投稿。 北朝鮮の支援が本格化する可能性があるとみられている。 【画像】ウクライナ国防省が公開したロシア・クルスク州での戦闘の様子
ウクライナが北朝鮮兵士への砲撃を報告
ロシア西部に、北朝鮮兵士1万1000人が入ったとみられている。 ウクライナのゼレンスキー大統領は4日のビデオ声明で、情報機関からの報告として、「すでに1万1000人の北朝鮮兵がクルスク州に入っている」と明らかにした。 また、「日に日に北朝鮮兵が増えている」と述べ、早期の軍事支援を求めた。 こうした中、ウクライナ政府の「偽情報対策センター」の所長が4日、クルスク州で「最初の北朝鮮兵がすでに砲撃を受けている」とSNSに投稿した。 北朝鮮兵士に対する攻撃を、ウクライナ当局者が公にしたのは初めてだ。 一方、アメリカの国防総省は4日の会見で、北朝鮮兵士の戦闘参加について、確認できていないとしている。
北朝鮮支援に長期化・本格化の可能性
青井実キャスター: ーーいろいろな情報が入ってきていますが、この砲撃を受けたという情報、真偽のほどはいかがでしょうか。 フジテレビ・立石修解説委員室長: これについては、ウクライナの当局者がSNSで1行だけ発した情報だけです。したがって、詳細がよく分かりませんが、現地であるクルスク州というところは激しい戦闘が行われている地域で、偶発的に双方の間で戦闘が起きたということは十分考えられると思います。 青井キャスター: ーー北朝鮮軍が、本格的に戦闘に参加する可能性はありますか? 立石解説委員室長: 北朝鮮の崔外相は10月30日からモスクワに入っており、1日にはラブロフ外相と会談して、ロシアが勝つまで支援すると発言しました。支援は、長期化・本格化する可能性があると考えられます。 (「イット!」11月5日放送より)
イット!