「本当にサッカーって凄い」石川県代表・星稜の倉畑主将が大声援に感謝。市立船橋に敗戦も「みんなが一体感を持って、団結して楽しめた」【選手権】
「できるなら選手権をもう１回やりたい」
［高校選手権３回戦］市立船橋（千葉）４－１ 星稜（石川）／１月２日／柏の葉 １月２日、選手権の３回戦が首都圏各地で開催。県立柏の葉公園総合競技場では、前日に発生した能登半島地震で被害に見舞われた石川県代表、星稜が登場。市立船橋と対戦し、一時は同点に追いつく展開も、１－４で敗れた。 【選手権PHOTO】堀北・ガッキー・広瀬姉妹！ 初代から最新19代目の藤﨑ゆみあまで「歴代応援マネージャー」を一挙公開！ 地震の影響で、地元から来場予定だった応援団など約300人が不在のなか、SNSでの呼びかけに応じた多数の観客が星稜に声援を送った。２回戦で敗退した日大藤沢の選手たちの姿も。ピンクのユニホームの上から黄色いビニール袋で作った即席の応援着を身に付けていた。 また、対戦相手の市立船橋の後援会を中心に、メガホンなどの応援グッズも貸し出され、スタンドからは応援団不在を感じさせない、大きな声援が送られた。 試合後にキャプテンの倉畑鉄将は、「雰囲気もすごく良くて、結果的には敗れてしまいましたが、前半は特に自分たちの良さも出せたのかなと。たくさんの声援を送って頂き、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と語り、今大会を以下のように振り返った。 「本当にサッカーって凄いなって思いました。高校サッカーは、こんなに日本のみんなが一体感を持って、団結して楽しめるというのを実感しました。本当に良い大会だなと思います。できるなら選手権をもう１回やりたいです」 選手たちのひたむきに戦う姿勢は、多くの人たちに伝わったに違いない。 取材・文●渡邊裕樹（サッカーダイジェスト編集部）
