400個のリンゴが盗まれたリンゴ並木で盗難防止パトロール
去年リンゴの大量盗難があった札幌市豊平区のリンゴ並木で、きょう盗難防止のパトロールが行われました。 札幌市豊平区の環状通にあるリンゴ並木は1974年に約80本が植えられ、現在も地元の小学校の学習で使われるなど、区のシンボルとして親しまれています。パトロールは並木の見守り活動を行う住民団体が毎年行っていますが、去年収穫直前に約400個が盗まれる事件があったことから、今年は札幌市や北海道警察も加わって合同で行われました。 参加者は環状通の中央分離帯に植えられた並木を歩いて盗難がないか見て回りました。 美園リンゴ会の稲葉郁夫会長は「以前は口頭の注意で済ませていたが、これからは1つの犯罪として対処しなければいけない」と厳しい表情。また、豊平区役所の地域振興課・水野栄二課長は「区民全員の財産だと思うので一緒にリンゴを守っていけたらと思う」と呼び掛けました。 豊平区は今月、防犯対策の強化のため、近くの地下鉄東豊線・美園駅の出入口など複数の地点に監視カメラを設置しています。