ACLE、ヴィッセルが3連勝で暫定首位に ホームで光州に2ー0の快勝
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)は5日、東地区の1次リーグ第4戦があり、J1神戸はノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で光州(クァンジュ、韓国)と対戦し、宮代と佐々木が得点して2-0で勝利した。3連勝で3勝1分けの勝ち点10とし、暫定首位に立った。 【写真】前半、冷静にPKを決める神戸の宮代 若きストライカーの勢いが止まらない。神戸の宮代が、公式戦4戦連続の先制ゴール。主軸の大迫、武藤、酒井を欠いても快勝し、12チーム中8位までの1次リーグ突破へ大きく前進した。 前半の追加タイム。宮代はゴール前の折り返しのパスで相手のハンドを誘った。獲得したPKを自ら決め、今大会4点目。後半9分にもシュートを放ち、相手GKがはじいたところを佐々木が頭で押し込んだ。 前日に敵将が「男と男の肉弾戦の要素が強くなる」と予告した通り、宮代は危険なタックルなど激しいマークに遭った。珍しく相手に怒りをあらわにする場面も。だが「淡々と自分のやるべきことをこなせば点は取れる」と語っていた通り、すぐに冷静さを取り戻し、結果でお返しした。 後方からパスをつなぐ光州に対し、神戸は前線からのプレスで自陣に寄せ付けない。横浜Mに7点を奪った攻撃力を封じ、ほぼ好機をつくらせなかった。 首位に浮上したJ1リーグ前節から先発6人を入れ替えたが「攻守にアグレッシブなサッカーができた」と吉田監督。ACLEを年内に2試合残す中、大詰めとなるJ1リーグと天皇杯の2冠に力を傾ける態勢が整った。(井川朋宏)