大谷翔平【Getty Images】

　ロサンゼルス・ドジャースは今オフのフリーエージェント（FA）において大谷翔平選手と山本由伸投手を獲得し、大幅な戦力強化に成功した。一方で戦力補強に動かなかったサンディエゴ・パドレスに対して、ダルビッシュ有投手は不満を示した。米メディア『フリアーズオンベース』のエリック・コール記者が言及した。 【写真】日本人メジャーリーガー、歴代最高年俸ランキング 　ダルビッシュが2023年シーズン前にパドレスと6年間の契約延長にサインしたとき、パドレスは球界トップのチームとして話題になっていた。ブレイク・スネル投手、ジョー・マスグローブ投手に率いられた強力な投手陣と、フアン・ソト外野手、マニー・マチャド内野手、フェルナンド・タティスJr.外野手といったMVP級のタレントを擁する打線は、他球団を寄せ付けない魅力を保っていた。 　しかしパドレスは2023年シーズンは多方面で失敗に終わり、年俸を削減しなくてはならない。その結果、大谷と山本の獲得も見送る結果となった。大谷と山本は最終的に同地区のライバルであるドジャースに移籍し、山本のFAについてはパドレスは候補にすらあがらなかった。 　そこでコール氏は「ダルビッシュがすでに不満を表明しているなら、そう感じているのは球団内で彼一人ではない可能性が高い。彼らがどう反応するか、またパドレスが今後どれだけ才能ある選手と契約しやすいかは時間が解決してくれるだろうが、現時点ではあまりいい印象はない」と言及した。