錦秋の那谷寺 訪日客ら散策
小松市の古刹(こさつ)那谷寺で紅葉が見頃を迎えた。12日は観光客や住民ら約千人が訪れ、錦秋の風情漂う境内で散策を満喫した。 境内には、ヤマモミジやドウダンツツジなど15種約千本が植えられている。国名勝「奇岩遊仙境(きがんゆうせんきょう)」周辺の庭園では、参詣者が赤や黄に色づいた木々を眺め、記念撮影を楽しんだ。 寺によると、北陸新幹線が敦賀まで延伸した今年は昨年に比べて関西方面からの観光客が減少傾向にある一方、訪日客が増えたという。12月初旬まで紅葉を楽しめる見込み。 12日の石川県内は高気圧に覆われて晴れ間が広がり、最高気温は金沢21・2度、輪島18・6度となるなど、各地で平年を3~5度ほど上回る暖かな日となった。