「ソーシャルメディアにさらに投資する」: シャークニンジャ CEOマーク・バローカス氏、長編インフォマーシャルからTikTokへの移行について語る
シャークニンジャ(SharkNinja)は、家庭用品ブランドであるシャーク(Shark)やニンジャ(Ninja)を展開している企業で、TikTokのことを深夜のインフォマーシャルとみなしている。 90年代から続いているシャークニンジャは、この20年間を特に商品カタログの充実と、マーケティングの新しいチャネルを見つけるために費やしてきた。この指揮をとっているのが、2008年にプレジデントとして就任したCEOのマーク・バローカス氏だ。 当時、シャークニンジャはユーロプロ(Euro-Pro)と呼ばれており、商品数も少なく、主に深夜の長編インフォマーシャルで販売される商品のブランドとして知られていた。そのあとで、シャークの掃除機で知られるようになった。 「2009年にニンジャブランドを立ち上げ、そこから消費者の既知または未知の課題を特定し、それらの問題を解決できるテクノロジーとイノベーションの企業を設立することを中心に、ビジネスを再構築し始めた」と、バローカス氏は米モダンリテールのポッドキャストで語った。現在、シャークニンジャは31の異なる商品カテゴリーをカバーし、世界中の26市場で販売されている。 バローカス氏によると、シャークニンジャの成長の鍵となったのは、常に家庭用品のイノベーションに注力し続けてきたことだという。「商品開発には非常にマニアックなアプローチをとっている」と同氏は話す。 さらに、同社はマーケティング面でも時代の流れについていくことができた。シャークニンジャは今でも深夜コマーシャルを制作しており、地上波テレビがある限り続けると思われるが、TikTokという新しいチャネルを見つけた。「我々はこの数年間でソーシャルメディアチームを大幅に強化した。ニンジャクリーミー(Ninja Creamy)のように、TikTokで10億ものインプレッションを獲得した商品もある」。 このような新規顧客を獲得するための新しいチャネルへの注力は当分続くと思われる。「今後もソーシャルメディア、パートナーシップ、イベントへの投資をさらに増やしていくことを考えている」とバローカス氏は話した。 対談のいくつかの要点を以下に紹介する。明瞭化のため多少の編集を加えた。 Subscribe: Apple Podcasts | Google Play | Spotify